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■2層化計画を断念
2008.02.27
リアス美術館「アークギャラリー」
広域行政事務組合
新建築基準法で経費増大/
 気仙沼・本吉地域広域行政事務組合は、リアス・アーク美術館で民俗資料などを常設展示している「アークギャラリー」の二層化計画を費用面の問題から断念し、二十六日にあった組合議会の全員協議会で説明した。

 組合によると、高さ八メートルのギャラリーの空間を有効利用しようと二層化を計画。長期計画の一部である「広域活動計画」に組み込み、二〇〇八年度に施工する予定だったが、〇六年六月に改正された新建築基準法に照らすと、二層化で荷重が増えるのに伴う構造計算や補強工事が広範囲で必要になることが分かった。

 事業費は県補助金と気仙沼市、本吉町、南三陸町の出資金で設置する「ふるさと市町村圏基金」から三千万円を見込んでいたが、新法基準で算出した結果、五−六億円に膨らむという。

 全員協議会で組合は、昨年九月に事前調査を委託した設計業者の指摘で判明したと説明。議員から「法改正の時点で構造計算も変わることに気付くべきで、管理がずさんだったのでは」との指摘があった。事務局は「美術館建設当時の設計者に相談しながら進めてきたが、その過程で新基準に触れる話がなかった。申し訳ない」と述べた。

 三千万円は現在、基金に留保しており、一〇年度に次期広域活動計画(計画期間十年)が策定された時点で用途を決めたいとしている。
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