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■県、ルートを公表
2008.02.26
大島架橋
地元説明会
11年度に事業着手/
 気仙沼市の大島架橋事業に関する県・市主催の説明会が二十四日、市内二会場で開かれた。県は島の北側と鶴ケ浦地区を結ぶ架橋ルートを公表。橋の長さを約四百メートルとし、二〇一一年度に事業に着手、一八年度完成を目指すとした。開通後の大島振興などを今から考えるための官民懇談会設置も提案。五月ごろから実施するアンケートへの協力を含め、市民の積極的な参加を呼び掛けた。

 計画によると、大島架橋事業は気仙沼市浪板の浪板橋付近から気仙沼湾沿いに延びる既存道路(県道大島浪板線)を通り、鶴ケ浦地区から海峡を渡る。島の西海岸を経て、整備済みの県道大島線に接続させる。総延長約六・三キロ。総事業費約百五十億円。

 小々汐地区と二ノ浜地区の境界付近(浦島小南側)から大島・磯草地区までの二・五キロは、既存道路を通らず新設区間とする。幅六メートル、二車線で、片側に幅二・五メートルの歩道を設置。途中の起伏は五つの橋と五つのトンネルでつなぐ。

 架橋本体の海面からの高さは最も高い個所で三十メートルになる。タイプはアーチ型、斜張型などがあるが今のところ未定。

 説明会は午前に大島公民館、午後に気仙沼中央公民館であり、延べ約三百五十人が出席。橋本潔・県道路課長が、ルートを五つの候補から選定したことなどを説明した後、大内章由・県気仙沼土木事務所長が「県道大島浪板線の待避所整備(十六カ所)は六月に完了する予定だが、なお狭い個所や見通しの悪い個所があるので引き続き改良する」などと今後のスケジュールを示した。

 新年度はルートの測量、設計も行い、二〇〇九年度は本土側の新設区間の整備に着手する。

 架橋と大島振興を考える懇談会は当面、〇八、〇九年度でそれぞれ二回程度開催。市民と県、市、地元事業所による実行委員会が開催する。大内所長は「生活利便性の向上などメリットが多い一方で、環境や治安などの面でデメリットも想定した対応が必要。アンケート結果も踏まえながら、架橋のプラス面が少しでも大きくなるよう協議したい」とした。

 気仙沼市大島地区振興協議会長の水上忠夫さん(七五)は「県勢発展計画に架橋が位置付けられてから四十一年、やっと(現実的な姿が)見えてきたという思い。架橋が及ぼすマイナス面を減らし、全体としてプラスになるよう、なお島内融和を図っていきたい」と喜びを語った。
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