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■気仙沼でアート「道」シンポ
2008.02.23
道路と芸術で魅力発信
風景街道など可能性探る/
 気仙沼・本吉地方の魅力発掘を道路整備と芸術面から考える「南三陸アート『道』シンポジウム」が二十二日、気仙沼市の気仙沼中央公民館で開かれた。新潟県の十日町地域で開催された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」総合ディレクターでアートフロントギャラリー代表の北川フラム氏の基調講演や、パネルディスカッションなどで南三陸地域を舞台にした芸術祭開催や「南三陸風景街道」実現の可能性を探った。

 三陸地域道路整備促進期成同盟会(会長・鈴木昇気仙沼市長)とみやぎ文化・PFI協会(大村虔一会長)が主催した。

 初めに北川氏が講演。二〇〇〇、〇三、〇六年と三回にわたって開催された「越後妻有アートトリエンナーレ」の狙いや、その代表作品、内外的な評価について映像を交えて紹介。「豪雪地帯で過疎も深刻な地域だが、都会の若者が手伝いに集まり、関東などから多くの観光客が訪れた」と報告した。南三陸地域については「海の魅力に加え、昔の県境である峠が多い。こうした立地条件をうまく利用してほしい」と、アートを生かした地域活性事業の具体化に期待した。

 パネルディスカッションは大村会長をコーディネーターに、北川氏ら五人が「アートによる地域再生・道づくりと風景街道の創出」を討論した。

 国土交通省仙台河川国道事務所長の足立徹氏は国交省が進める「日本風景街道」の概要や三陸道整備での「美しい国道づくり」の具体例を示し、「今後も地域ニーズを踏まえ景観に配慮した道路整備を進める」とした。

 県土木部次長の高橋幸夫氏は県内の金産地九十八カ所中、九十一カ所が気仙沼・本吉地方に集中していることや、旧唐桑町で開催された「唐桑臨海劇場」、現在も本吉町で続く「山田大名行列」などを例に「地域の特性に徹底的にこだわった、住民主体の活動」の実現を提唱した。

 前歌津町長の牧野駿氏は、町長時代の体験から「まちおこしは町単独より広域全体で取り組むことが重要。関東以北をターゲットに、交流人口増加、地域活性化につながるイベントを長い時間かけても実現したい」と南三陸アートトリエンナーレの具体化を願った。

 気仙沼演劇集団うを座座長の鈴木恒子氏は「子どもは地域の財産。芸術活動が子どもたちを生き生きとさせ、地域を元気づけることにつながってほしい」と期待した。

【アートによる地域再生について意見を交わすパネリスト】
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