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■養殖ワカメ初入札
2008.02.01
塩蔵高値で好発進
気仙沼 10キロ当たり9189円
海水温高く数量は減少/
  気仙沼・本吉地方沿岸で養殖されたワカメの初入札が三十一日、全国に先駆けて気仙沼市の県漁協わかめ流通センターであった。十キロ当たりの価格は、高値で塩蔵が九千百八十九円、乾燥二万六千九百円。昨年の初入札(塩蔵七千八百円、乾燥二万九千六百六十円)に比べ、塩蔵は千三百八十九円(17・8パーセント)高かったが、乾燥は二千七百六十円(9・3パーセント)低かった。

 初入札には、県漁協気仙沼総合支所管内の階上、大島、鹿折、松岩と南三陸町の歌津、名足、志津川の各支所、出張所から塩蔵三十二トン(前年初入札時五十トン)、乾燥一・二トン(同二・三トン)が出荷された。

 地元宮城をはじめ、岩手や関東圏などの仲買約三十業者が色つや、厚みなどを確かめ、入札で値段を入れた。主力の塩蔵ものに高い値段がつき、まずまずの出だしとなった。

 今シーズンのワカメ養殖は低気圧の影響はなかったものの、海水温が高い状態が続き、生育は遅れ気味で、初入札としては二年続けて数量が大幅に落ちた。特に塩蔵は昨年の六割にとどまり、一昨年と比べて半減した。

 品質について地元仲買人は「生育は遅れてはいるが、色も良く、厚みもある。まずまずではないか」と話した。「今後、集荷が始まる質の高い外洋ものへの期待が膨らむ」という声もあった。

 気仙沼総合支所のまとめによると、昨シーズンのワカメ生産量は塩蔵(ボイル)が二千百二十六トン、乾燥が四十五トンで計二千百七十一トン。金額は塩蔵十一億六千二百万円、乾燥五千八百万円で計十二億二千万円だった。前年と比べ二百八十六トン(11・6パーセント)少なかったが、金額は一億三千万円(11・9パーセント)増えた。生産量の多くを占める塩蔵ものの値段が良かった。

 気仙沼・本吉地方のワカメ生産は主力の塩蔵で県内全体の八割を上回り、乾燥では100パーセントを占める。わかめセンターでの入札は四月末まで行われる予定。

【集荷されたワカメを念入りに品定めする仲買人=気仙沼市波路上瀬向】
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