トップニュースファイル≫2008年02月
■オラレ開設再提案へ
2008.02.23
土井市長が表明
時期は示さず/
 石巻市の土井喜美夫市長は二十二日の記者会見で、「オラレ」開設の関連議案を市議会に再提案する方向で事業推進するという意思を表明した。中心市街地活性化と絡めた新たな事業展開を検討するとして、再提案の時期は示さなかった。コミュニティー施設併設型の舟券場外発売場「オラレ石巻」は、市の誘致に対する説明や議会との議論が不足しているなどして、昨年の九月定例会で激論の末、関連条例案が一八対一五で否決された。

 土井市長は議会の否決で誘致計画をいったん断念したが、オラレによる競艇の振興に意欲を示す日本財団などに再考を促され、事業推進の可否を庁内組織の「オラレ」設置検討委員会に検討させていた。

 否決要因の検証などを進めたという検討委は二十一日までに、オラレ誘致を「推進するべき事業」と判断し市長に報告。市の最高決定機関である庁議に同日諮り、事業推進を決定したという。庁議メンバーの部長たちの中には結論を出すことに慎重さを求める意見もあったが、最終的に市長の意向が強く反映されたとみられる。

 土井市長は「さくら野の閉店、ペアーレ石巻の売却問題など、中心市街地を取り巻く情勢が九月の時点と大きく変わっている。中心街活性化という大きな器の中でオラレ開設の効果を検討していきたい」と述べた。

 舟券売り場と併設する関係から、規模が物足りなかったコミュニティー施設の新設や、基金の運用などについて、計画を見直す可能性を示唆した。しかし、既に国の設置許可を得ているオラレの全体計画は大幅に変更しない方針だ。

 中心街活性化策としてさくら野石巻店跡の市庁舎転用などが浮上。オラレに対する期待は薄れており、市民と議会の理解を得られるかが、今後の大きな課題になる。
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM