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■さくら野寄付 議決先送り
2008.02.17
石巻市議会異例の土曜招集
市 庁舎可能性を示せず/
 異例の土曜招集となった石巻市議会の臨時会が十六日開かれ、さくら野東北(青森市)が無償譲渡を申し出た石巻店建物の寄付受領に関する二議案を議決せず、委員会付託して閉会した。店舗跡を市庁舎に転用する可能性が高まっていながら、土井喜美夫市長が市庁舎活用に積極性を示さないことへの不満や、市役所移転に絡む重要議案なのに市の提示した判断材料が不足しているとして、議決を先送りした。

 本会議の冒頭、土井市長が行政報告し、石巻駅前の店舗と、旧ダックシティ石巻店の土地・建物を譲渡するさくら野東北から、市施策への支援として二億円の寄付申し出が新たにあったことを説明。「さくら野のお心遣いに対して謝意を表したい」などと述べた。

 提出議案は、さくら野石巻店が二月末の譲渡後も二カ月営業を続ける条件付きの寄付受領に対して同意を求めた。市は店舗を庁舎に転用する可能性を見極めるため、建物調査業務をコンサルタントに委託しており、二月定例会の早い時期に議会へ中間報告するとの見通しを示した。

 質疑で土井市長は「庁舎にするかどうか、まだ話題になっていない。公共施設としてどう利用できるか調べてもらっている。調査後にあらためて議会に判断いただくことになる」などと答弁。庁舎としての活用に慎重な言い回しに終始した。

 敷地については「買い取りの方向で所有者と協議している」「売却に協力する姿勢を見せている」と答えるにとどまり、市の購入可能性を明確に示さなかった。敷地は実測で約七千平方メートルあり、個人と法人が所有していることを明らかにした。

 議員たちは議決に際して、建物の耐久性、商業ビルからオフィスビルへの転用可否など、市庁舎利用に向けた何らかの判断材料の提示を求めた。

 しかし、市は「調査中」として議論が進まず、議員側は継続審議とする動議を提案。賛成一八、反対一五で可決され、議案は総務企画常任委員会に付託された。同委員会は二十二日に議案の可否を決め、二月定例会初日の二十六日に本会議で議決する。

 さくら野東北は月末決算前の店舗譲渡を望んだため、研修旅行の重なった議会側は臨時会の日程調整が難航。かつてない土曜議会は、展開までも異例となった。
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