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■水路復元へ産学官結集
2008.02.16
野蒜海岸南端−宮戸島砂で埋没
懇談会設置 5月にも工法決定東松島/
 東松島市の野蒜海岸南端と宮戸島の間にあった水路が、堆積(たいせき)した砂で埋没した問題で、県や市、漁協幹部、学識経験者らで組織する潜ケ浦地区海域環境対策コラボ事業検討懇談会が十五日、設置された。

 東松島市役所鳴瀬庁舎であった初会合で、県は埋没した水路の応急対策を説明するとともに、恒久対策の整備方針や工法選定スケジュールなどを示した。

 応急対策として、県は四月から水路復元を目指して埋没現場を延長百メートル、幅十−十五メートル、深さ三メートルにわたって掘削する案を提示した。しかし、地元漁協幹部から「せっかく掘っても、海が荒れた場合はまた埋まってしまう。恒久対策を示して対応してほしい」との意見が出されたため、応急対策は検討し直すことになった。また「近くの航路が浅くなっており、しゅんせつしてほしい」との要望も出された。

 県は地元から出された意見などを検討。三月中旬に開く第二回懇談会で恒久対策を示した上で、五月下旬の第三回懇談会で工法等を決定する予定だ。

 埋没した水路は、石巻湾と松島湾をつなぎ、幅約百五十メートル、長さ約二百メートルあった。ここ数年で幅が二十−三十メートルに狭まり、昨年九月末から十月にかけて一気に砂がたまり、完全に埋まった。

 懇談会は東北大大学院の田中仁教授や県漁協宮戸支所の尾形健夫、鳴瀬支所の仙石和男両運営委員長、矢本漁協の相沢勝利代表理事組合長、市、県の幹部ら十人で構成。会長に選ばれた高橋正義県石巻港湾事務所長は「産学官で応急、恒久的に海域環境を整えるようにしたい。建設的な意見を出し、早期に解決したい」と話した。
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