■来夏メキシコ友好行事
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2008.01.26 |
サン・ファン館で開催、大使が意向
船内視察、雄飛の心に感動
アカプルコ支倉常長像 移転問題支援を受諾/
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慶長遣欧使節が渡航したメキシコの駐日大使ミゲル・ルイスカバーニャス・イスキエルド氏(五一)が二十五日、石巻市の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)を訪れた。大使は、日本とメキシコの友好四百年を迎える来年、サン・ファン館を会場に何らかのイベントを開催する意向を示した。アカプルコにある支倉常長像の移転が現地邦人らの不評を買っている問題には「(当初の建立地に戻すことを)アカプルコ市長に伝えたい」と話した。
来館したのは、大使とアルマンド・アリアガ経済担当官の二人。大使は、跡部進一館長との懇談の中で、メキシコとの関係が深い同館を「日本におけるメキシコ二〇〇九夏」のイベント会場の一つにしたいとの考えを示した。私見として「スペイン大使らも呼び、サン・ファンに関する会議を開いてはどうか」と提案。跡部館長も賛同した。
「二〇〇九夏」は両国の政府関係機関が主催し、文化や経済、観光、科学などのセミナー、シンポジウムのほか、絵画展や映画祭を通じて両国間の交流拡大を図る大イベント。来年五月から九月末まで全国数カ所で展開する。一六〇九年にメキシコの前フィリピン総督の船が千葉の海岸に漂着し、日本との交流の端緒になったことを記念する。
アカプルコの常長像移転問題は、メキシコ在住の県出身者でつくる「メキシコ宮城青葉会」の会長で画家の鈴木美登里さん(気仙沼市出身)らが訴えている。銅像は常長らの上陸第一歩の記念として一九七三年に県や仙台市が寄贈。最初は故郷の仙台を見つめるように海に面して建立されたが、九〇年代初め西側に約三百メートル移動した後、九七年には暴風被害の影響で数キロ離れた現在地に移ったとみられる。
跡部館長は青葉会から「度重なる移転で現地でも常長のことを知らない人が増えている。再び太平洋が見える場所に設置して」との要望を受け、大使に依頼した。
大使は「アカプルコ市長に連絡する。決定権は市長にあるが、(再移転を)支援したい」と、橋渡し役を受諾した。
初めて石巻を訪れた大使らはサン・ファン・バウティスタ号やサン・ファン館内の施設を見学。「とても素晴らしい施設と船。渡航した昔に戻った気分で、苦難を乗り越えた常長のスピリットを感じた」と喜んでいた。 |
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