■経文600巻ずしり
|
2008.01.04 |
担いで無病息災
石巻・釜谷「大般若経巡行」/
|
|
|
|
江戸時代から伝わる正月行事「大般若経巡行(だいはんにゃきょうじゅんこう)」が三日、石巻市釜谷地区であった。地区の跡取りの男性らが、六百巻の経文を分納した六個の箱を担いで約百戸を回り、家内安全や無病息災を祈願した。
地区住民らの釜谷神風講(只野順一講長)の四十六人が、羽織や草履の伝統の服装で参加し、経文が安置してある地元の観音寺から出発した。
行列の先頭は、獅子舞がはやしに合わせて各戸の神棚の前などで舞を披露。新春の北上川河口の集落は笛と太鼓の音が響き渡っていた。
一行が訪れた家では、獅子舞を追いかけて来た子どもたちに、お菓子や果物を配って歓迎した。
大般若経巡行は約三百年前の正徳年間(一七一一−一七一六年)、雄勝地区の名振浜や大須浜の漁民が観音寺に経典を寄進したのが始まりとされる。経文を担ぐと病気にならないという言い伝えがある。
【はやしに合わせ地区内を回る釜谷神風講の会員ら=石巻市釜谷地区】 |
|