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■事実上の問責決議
2007.12.22
石巻市議会
市長に青果市場問題で/
 石巻市議会は十二月定例会最終日の二十一日、「石巻青果花き地方卸売市場移転問題の総括と反省を求める決議」を全会派の一致で可決し、決議文を土井喜美夫市長と市幹部に提出した。市の組織決定過程をはじめとする行政運営手法の不手際を厳しく糾弾する内容になっており、土井市長にとって事実上の「問責決議」に匹敵する。五項目にわたって改善策を求めた決議に従い、青果市場の東松島市移転に至った失政を内部分析し、再発防止策を示せるか。市長の指導力、市の組織再生力が問われる。

 決議は本会議ですべての議案審議を終えた後、六会派代表者らの連名で提案があり、一人の議員を除く三十二人の賛成で可決した。黒須光男議員は調査特別委員会の設置による徹底糾明か、市長に対する問責決議が必要だとして反対討論した。

 定例会閉会後、高橋誠志議長、大槻幹夫副議長と会派代表者らが、決議の重みを直接伝えるため、土井市長に決議文を手渡した。市の最高決定機関である「庁議」を構成する各部の部長らも同席した。

 高橋議長は「市として改めるところは改め、議会と切磋琢磨(せっさたくま)してやってほしい。議決を受けて終わりではなく、きちんとした改善策を三月末まで示していただきたい」と述べ、市当局に総括結果の提出を求めた。

 決議を受けた土井市長は「執行部全員で決議の重みを真摯(しんし)に受け止めている。しっかりと対応策を考えて参りたい」と述べた。

 報道陣から責任について質問があり、土井市長は「行政の結果責任は最高責任者であるわたしにある。ペナルティーを受けるとかいうのでなく、今後はこういう失敗のないよう努力することで責任を取りたい」と答えた。

 決議では、優良企業の一つである青果市場が東松島移転に決定したことを市の産業振興の上で「誠に憂慮すべき問題」と位置付け。市場側と市の移転交渉の経過が不透明に推移し、庁議に諮られていないことを問題視した。

 情報公開への対応や、市内移転を強く求めなかった認識の甘さなどを批判。市に(1)庁議を経ないで政策決定した(2)公務の報告・記録を残さなかった(3)情報開示に対する姿勢(4)市外移転が浮上した際の対応(5)市場の開設権譲渡から今日まで−について総括と反省を求めている。
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