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■千葉副市長が辞任
2007.12.18
「体力限界」市場問題で引責?
石巻 市政の混迷を象徴/
 石巻市の千葉将好副市長(六三)が十七日、土井喜美夫市長に辞表を提出した。辞意が固いことから土井市長は慰留せず受理した。辞表は三十一日付で、開会中の市議会十二月定例会には出席しない。千葉副市長は辞任の理由を「体力的な限界」としたが、石巻青果市場が東松島市に移転を決めた問題で、協定書に不備のあったことに対する責任を取った形になった。千葉副市長は今年四月、収入役から起用されたが、適任かどうか市議会で議論になり、異例の無記名投票に持ち込まれた経緯がある。任命した土井市長にとっても人事の責任が問われるほか、青果市場移転をめぐる市政混迷に対する責任の取り方論にも波及しそうだ。

 千葉副市長は、市議会本会議で土井市長が辞表の受理を行政報告した後、記者会見し辞任する理由などを説明した。

 最近になって皮膚脂肪の除去、白内障の手術などが続き、健康に対する自信が薄れたとして「先月の母の死亡を契機に今年限りと区切りを決め、頑張ってきた」と、十一月中旬に辞意を固めたことを明らかにした。

 十四日午前、副市長就任を支援してくれた市議らに辞任する気持ちを伝え、土井市長には翌十五日、携帯電話に辞任の意思を伝えたという。

 青果市場移転問題と辞任との関連については否定したが、「二通りの解釈ができ、誤解を招くような協定書を締結した。協定書を結んだ時期に産業部長だったので、協定の結び方に問題があるということなら、わたしの責任だと思う」と述べた。

 千葉副市長は十一月末の市議会総務企画委員会で、青果市場が民営化した際に取り交わした協定書について「あくまで存置整備(現在地に施設整備)が前提」と市の主張を繰り返したが、自ら責任を取るという考えも示していた。

 責任の所在に関して「市場移転で市に問題があるとすれば、所掌事務の司としてわたしが責任を取ることになる。一般職員を辞めさせるわけにはいかない」と述べた。

 会見は当初、本会議前に開かれる予定だったが、議会側の指摘を受け、行政報告後に変更された。

 千葉副市長は先週末に辞意を一部に漏らしており、十四日に報道陣が真意を確認しようとしたが、公務を早退。その後、所在不明になり、取材の申し出に応じなかった。土井市長も副市長の辞任について全面否定していた。辞任劇は混乱する市政を象徴するかのようなドタバタぶりだった。

 千葉副市長は一九六四年、石巻高を卒業し石巻市に採用された。観光課長、広報広聴課長、水産課長、産業部次長を経て二〇〇四年、産業部長。定年退職した後の〇五年十月、空席になっていた収入役に抜てきされた。

 土井市長のコメント 副市長退職については誠に残念。わたしのよき相談者、パートナーをなくした思いだ。副市長、収入役として行政課題の解決などに積極的に対応したご労苦に対し、感謝申し上げる。
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