■船長ら2遺体発見
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2007.12.12 |
金華山沖漁船遭難
残る2人 捜索に全力/
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石巻市の金華山沖で沖合底引き網漁船「第68丸中丸」(六六トン、沼田満也漁労長ら七人乗り組み)が遭難し、石巻市の四人が行方不明になった事故で、捜索中の僚船が十一日午前、葛西慶三船長(五八)=石巻市末広町=の遺体を見つけた。午後には高橋秀勝冷凍長(六一)=同市鹿妻北一丁目=とみられる遺体も発見した。僚船の魚群探知機による探査では、沈没した丸中丸とみられる船影も見つかった。現地対策本部(伊妻壮悦本部長)などは、残る二人の捜索に全力を挙げている。
葛西船長の遺体は午前十一時三十五分ごろ、底引き網を入れて捜索していた僚船「第32竜丸」が収容した。船に引き揚げ、乗組員が顔を見て葛西船長と判断した。救命胴衣は身に着けていなかったという。
遺体は巡視艇しらはぎに乗せて第二管区海上保安本部がある塩釜港に搬送し、午後四時四十分に到着。妻や長男ら家族が午後五時十分、無言の対面をし、身元を確認した。
遺体発見の一報を受けた伊妻本部長らは正午ごろ、家族が待機していた石巻市内の旅館を訪れて報告。妻は無言で涙を流し、長男は「ありがとうございました」と涙ながらに頭を下げたという。
葛西船長は、沼田漁労長の誘いで丸中丸に乗船して十一年目。現地対策本部で会見した大坂漁業の大坂鉄夫社長は「ソフトな性格の人だった。会社として信頼していた」と話した。近くに住む自営業女性(五〇)は「にっこりと笑いかけてくれる穏やかで温厚な人だった。奥さんと一緒に旅行するなど、仲が良かったのに」と肩を落とした。
高橋冷凍長とみられる遺体は午後六時ごろ、僚船「第58幸勝丸」が網で収容した。知り合いの乗組員が顔を見て高橋冷凍長と判断。救命胴衣は着けていなかった。二管本部で身元などを確認する。
僚船の魚群探知機による探査では午前七時ごろ、遭難場所より東に約百五十メートルほどの地点で、水深約八百メートルの海底に沈んでいる船影が見つかった。大きさや形から丸中丸の可能性が高いとみられ、二管本部が確認している。
十二日も引き続き、二管本部の巡視船や僚船などが捜索に当たる。 |
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