■フランク安田の娘来石写真
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2007.12.09 |
石巻で見つかる
没後50年を前に
通訳務めた岩佐さん所有/
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石巻出身のフランク安田を描いた小説「アラスカ物語」の作者新田次郎氏(一九一二−八〇年)が一九七四(昭和四十九)年、安田の娘で米国在住のハナさん母娘とともに石巻を訪問した際の写真が見つかった。所有者は彼らの通訳をした石巻市向陽町二丁目、駐車場責任者岩佐貞(ただし)さん(七五)。来年は安田没後五十年の節目だけに「何かの縁でしょう」と感慨深げだ。
岩佐さんは、イヌイットのために一生をささげ「ジャパニーズ・モーゼ」と尊敬された安田の法要が来夏行われる−との新聞記事を読み、新田氏が来石した際の写真を保管していたことを思い起こした。岩佐さんは当時、石巻市役所に勤務。奥さんの故郷である石巻に来るまで東京で通訳と翻訳の仕事をしていたことから通訳を任された。
見つかった写真は白黒十八枚。同行した出版社の社員が撮影し、郷土史家で案内役を務めた故・橋本晶さん(石巻市図書館長)に送った写真の中の一部。岩佐さんが写っている分を橋本さんが分けてくれたと見られる。
安田の生家(石巻市八幡町)前や安田家の墓がある多福院(同市吉野町)での墓参りの様子、安田が渡米前に勤務した会社があった荻浜や日和山で、新田氏やハナさんらとともに写っている。生家前の写真には、改築前の立派な門が写っており、資料としても貴重な一枚だ。
父親の故郷を初めて見たハナさんの印象について、岩佐さんは「感無量といった表情でだまっていることが多かった。物静かな人」と語る。新田氏については「無駄話はせず、学究肌のまじめな人柄」だったという。 |
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