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■サンマ8日ぶり500トン水揚げ
2007.11.15
気仙沼魚市場
漁獲枠拡大で活気も/
 気仙沼市魚市場に十四日、サンマ船十七隻が入港し、五百四十七トンを水揚げした。低気圧の通過のため、二日間全く水揚げがなかったが、心配された群れの散逸もなく八日ぶりに五百トン台に乗った。国の水産政策審議会は十二日、今シーズンのサンマ漁獲可能量(TAC)を当初より九万二千トン上乗せし、三十万トンとすることを決めた。豊漁のため間近に迫っていた終漁が、例年通り十二月初旬まで続く見通しとなり、同魚市場では「少しでも多くの水揚げを確保したい」と話している。

 現在、漁場は北海道南東から福島県沖まで広く分布しており、十四日は全国で二千トン余りの水揚げがあった。漁場は徐々に南下しており、水揚げも本州が中心になりつつある。

 豊漁に加え、今シーズンは魚価の暴落がないことから、生産者団体である全国さんま棒受け網漁業協同組合(全さんま)は、漁獲枠の拡大を求めていた。その結果、保留分二万五千トン以外に、新たな追加分として二万七千トン、さらにミール(飼料)用として四万トンの増加が決まった。

 平準化のため導入している大型船(五一トン以上)週二回、小型船週三回の水揚げ回数制限措置は継続する。

 今回の決定について気仙沼港には、カツオが早々に終漁したこともあり、加工原魚の確保面を含め歓迎する声がある。一方、ミール分については「突然の提案で、どのような影響が出るか不安だ」と戸惑いも聞かれる。

 十日現在の全国サンマ水揚げは二十三万六千五百七十三トン、百八十九億八千三百五万円。昨年同期と比べ一万二千三百二十三トン(5・5パーセント)、三十一億二百六十四万円(19・5パーセント)多い。

 気仙沼港は二万三千七百五十五トン、十八億三千二百九十五万円で、数量は二千二百四十四トン(8・6パーセント)少ないが、金額は逆に四億千五百九十三万円(29・4パーセント)も多い。数量、金額とも今のところ全国五位につけているが、銚子港が気仙沼港を猛追している。
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