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■カキ入り 黒ビール誕生
2007.11.06
志津川湾産で醸造
「濃厚な味わい」南三陸町ヤマウチ/
 志津川湾産のカキとカキ殻を入れて醸造した黒ビールが誕生した。南三陸町志津川の水産加工会社ヤマウチが開発し、5日から販売を開始。殻付きカキなどとのセット商品もそろえ、お歳暮シーズンに打って出る。

 商品名は「志津川牡蠣(カキ)のスタウト」。「志津川のカキの魅力を底上げし、ブランド化がより進めば」と、開発の中心になった同社IT通販事業部代表の山内恭輔さん(三二)は言う。

 330ミリリットル入りで税込み580円。麦芽とホップ以外の材料が入るため、酒税法上は発泡酒に分類されるが、麦芽比率は50パーセント以上で、英国の本格的な黒ビールをほうふつさせる。アルコール度数は7パーセント。

 基本的にカキの味はしない。カキとカキ殻を入れて醸造することで、コクのあるうま味を引き出した。「濃厚な味わいと、飲んだ後のスッキリした苦み」が特徴という。

 「昨年はノロウイルスの風評被害などで元気がなかった。志津川のカキの良さを発信する一つとして開発に入った」と山内さん。地ビール醸造などで定評のある一関市の蔵元「世嬉(せき)の一酒造」との間で9月から作業を進めた。

 同酒造は既に岩手県広田湾産のカキを使用した黒ビールを製造しており、同酒造のアドバイスを受けながら共同作業でカキとカキ殻の配分、味の広がりなどを詰めていった。山内さんによると「従来品の1.5倍のカキが入っている」という。

 殻付きカキやホタテのほか、「牡蠣桜燻(いぶ)し」などの自社開発珍味を組み合わせた4000円台からのセット商品も取りそろえた。第一弾として醸造した300本の動向を見ながら、追加醸造していく考え。

 問い合わせはヤマウチIT通販事業部0226(47)1533へ。
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