トップニュースファイル≫2007年11月
■新技術に期待大省エネサンマ船
2007.11.04
LED集魚灯の節電効果に驚き
気仙沼で現地視察会/
 発光ダイオード(LED)集魚灯を導入したサンマ棒受け網船・第1太喜丸(一三三トン、長崎県雲仙市)の現地視察会が二日、気仙沼商港岸壁であった。

 LED集魚灯は、従来のメタルハライド灯に比べ、約十六分の一の電力で操業できるのが最大の特徴。原油価格が急激に上がる中、省エネ対策が急務となっている漁船漁業にとって期待の大きい新技術となっている。

 視察会は、漁船漁業の技術開発などに取り組んでいる海洋水産システム協会(本社東京都中央区)が実証試験も兼ねて企画。北海道厚岸沖で操業を終えた第1太喜丸が気仙沼魚市場に水揚げのため入港した機会をとらえて行った。

 外部専門家の東京水産大・竹内正一名誉教授や水産総合研究センター・小田健一水産工学研究所漁業生産工学部長、水産庁、地元漁協関係者らが見学する一方、乗組員の話を聞いた。

 同船が本格的にLED集魚灯を導入して二年目。井上幸宣漁労長は「消費電力が少ない上、寿命も長い。昨年は三カ月の操業で諸経費や燃料代を含めて一千万円は削減できた」と説明。「燃料の高騰が続いており、サンマ船にはLED集魚灯が必要と感じている」と効果を強調した。

 ただ、設備に要する金額が六、七千万円と高いのが大きな壁となっているが、水産庁の省エネルギー技術導入促進事業を利用すれば、半分の補助がつく。井上漁労長は「三年で元は取れる」とした。

【LED集魚灯を熱心に見学する漁業関係者】
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM