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■月明かりで古式神事
2007.11.27
金華山黄金山神社
7年ぶり甲子大黒祭/
 石巻市金華山の黄金山神社(奥海聖宮司)で二十五日夜から二十六日未明にかけて、七年ぶりとなる「甲子(きのえね)大黒祭」があった。月明かりの下でかがり火をともし、巫女(みこ)が舞を奉納、古式ゆかしい神事に、島は神秘の世界に包まれた。

 甲子大黒祭は「子(ね)の月」(十一月)の「甲子の日」、「子の刻」(午後十一時から午前一時ごろ)に大黒尊を敬う神事。戦争で途絶えていた祭りが信者らの強い要望で一九八二年に復活した。甲子の日は六十日に一度巡ってくるが、二〇〇〇年十一月以降は十一月に当たらなかったため、七年ぶりの開催となった。

 大阪や青森など県内外から訪れた約百人の参拝客が二十五日午後九時鮎川発の臨時の旅客船などで訪れた。午後十一時、本殿前の高さ約六メートルの大黒尊像前に集まった参拝客の前に、たいまつを持った神職が雅楽に合わせて現れ、祝詞をあげた。

 舞殿では、千二百年前から伝わる神社創設の由来を伝える謡いに乗せて、巫女が「弥栄(いやさか)の舞」を奉納した。

 参拝客は玉ぐしを奉納した後、めったにお目にかかれない大黒尊の原像(高さ十五センチ、鉄製)に触れ、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛などを祈った。

 終了後の直来(なおらい)では、大黒尊にちなんだ豆料理が振る舞われ、縁起物の二股(また)大根が配られた。

 祭りは来年以降、四年間は行われる。
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