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■よみがえれバラ庭園
2007.11.23
石巻中瀬公園に名所復活
有志が再生計画 あす植樹/
  石巻市中瀬公園にあったバラ庭園がよみがえる。三十二年前、市にバラ庭園を寄贈した旧丸光石巻店(現さくら野百貨店石巻店)の関係者が進めてきた再生プロジェクト。募金活動で、旧石巻ハリストス正教会教会堂の南側に花壇を造り、百本の苗木を植える。新しい花壇は既に整地を終え、二十四日午前十時半に関係者が植樹式を行う。

 植樹式には、さくら野百貨店石巻店外商部長でプロジェクトチーフの堺恒男さん(六〇)をはじめ従業員ら約十五人が出席。石ノ森萬画館向かいの緑地帯にできた花壇にバラの苗木を植える。植樹後は定期的にせん定、雑草を取り除いてきれいにし、市民の憩いの場として利用してもらう。

 三十二年前のバラ庭園造成にもかかわった堺さんは「寄付していただいた多くの皆さんのおかげでバラ庭園を再生することができ、感慨無量」と話している。

 中瀬公園のバラ庭園は一九七五年四月、旧丸光石巻店の創業二十周年を記念して造られ、石巻市に寄贈された。円形の庭に百五十本のバラの苗木を植え、周りに遊歩道も設けられた。旧丸光石巻店とも近く、花を愛でる人たちでにぎわった。

 しかし、七八年に宮城県沖地震が発生。同市千石町にあった旧石巻ハリストス正教会の教会堂が大きな被害を受けたため、中瀬公園のバラ庭園に修復移転することが決定。八〇年に復元された。

 建設工事に伴ってバラは緑地帯に移植されたが、しだいに野生化し、数本だけになった。傍らに立つ小さな石碑だけがバラ庭園の存在を伝えている。

 バラ庭園再生のプロジェクトは、県内の百貨店労働組合で組織する、日本サービス・流通連合県まちづくり実行委員会(佐藤政夫委員長)が各地で進める「まちづくり運動」の支援を受けた。

 九月にプロジェクトを立ち上げ、さくら野百貨店石巻店の従業員から十万円の募金が寄せられた。募金は花壇の整地費用に充て、同実行委からも同額の補助を受け、バラの苗木を購入した。

 花壇は教会堂入り口から幅三メートル、長さ二十五メートルの規模に造成。公園を管理する市の許可も得た。堺さんらは「規模は小さいが、長い年月を経て花壇が再生することに感動している」と話している。
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