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■石巻市、長期化2事業を継続
2007.11.22
工業港曽波神線、北上の漁港整備
再評価監視委 利便性、投資効果を重視/
 石巻市は事業着手から完了まで長期化している都市計画道路・石巻工業港曽波神線整備と、北上漁港地域水産物供給基盤整備の二事業について二十一日、市公共事業再評価監視委員会(委員長・佐々木洋石巻専修大理工学部教授)に諮り、いずれも事業を継続することで同意を得た。難区間が未開通で財政事情が絡んで進まない工業港曽波神線については、期間と費用がかかるものの、高い利便性と投資効果を評価した。

 市の説明では、一九九〇年度に事業採択された石巻工業港曽波神線は、開発が進む蛇田地区と工業港地区を結ぶ都市圏道路網の骨格となる重要幹線。全路線四・四六キロのうち二〇〇六年度まで三・七九キロの整備を終え、残る事業区間はわずか六百七十メートルとなっている。

 しかし、残区間はJR仙石線と交差するため、高架橋構造を採用しなければならず、約七十億円の全体事業費のうち三十八億円程度を費やすと見込まれる。市は立体交差の事業方式となるため、期間いっぱいの二〇一二年度まで工事がかかり、完了はさらに先になるとの見通しを示した。

 既に一度、再評価して事業期間の延長を認めた路線だけに、委員からは「完成時期の前倒しはできないか」との質問があった。

 市建設部は「財政事情もあり、前倒しは無理。年間八億円の予算ベースで一二年度完成になるが、四億円程度の投入になるだろう。一二年度まで何とか片側二車線だけでも開通できるようにしたい」と回答した。

 一方、石巻市北上の大指地区漁港に防波堤、物揚げ場などを整備する水産物供給基盤整備事業は〇二年度に着手し、工事進ちょく率は〇六年度で57パーセント。事業はほぼ計画通り進んでおり、当初予定の一一年度まで終了する見通しが示された。

 事業費十億円に対して五十年間で漁業者が受ける便益は一・一八倍となり、費用対効果も見合うという。

 委員からは、海の生態系や海流に与える事業の影響調査が不十分との指摘があり、事業継続の条件に加えられた。

 公共事業の再評価は、事業採択前の計画段階から五年を経過した事業、再評価実施から五年たった事業などが対象になる。
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