■子どもの読書離れ歯止めへ
|
2007.11.13 |
石巻市が計画策定
21日に第1回委員会/
|
|
|
|
子どもの活字離れ、読書離れを食い止めるため、石巻市は「子ども読書活動推進計画」を策定する。子どもの読書をめぐる動向の現状、環境などを把握した上で、子どもが発達段階に応じて読書に親しみ、豊かな感性と創造性の成長につなげてもらうのが目標。庁内組織の「子ども読書活動推進委員会」とワーキンググループ(作業部会)を近く設置し、本年度内の計画策定を目指す。
テレビやテレビゲーム、インターネットの普及などで、子どもの読書離れが全国的な問題になって久しい。石巻市では学校の読書活動、地域の図書館機能なども環境整備が遅れており、課題を整理して計画を定めることになった。
子どもが本と親しむ意義、効用などを積極的に位置付け、読書活動推進の基本理念と目標、計画達成期間などを明示する。
計画に盛り込む具体的な施策は、乳幼児期の読み聞かせの推進、学校で読書活動を推し進める手法などになりそうだ。また、地域における図書館機能の強化と整備、民間団体やボランティアとの連携による推進策も模索する方針。
既に定めた設置要綱によると、計画を策定する庁内委員会は市教委の生涯学習課長(委員長)、学校教育課長、学校管理課長、図書館長(副委員長)、石巻中央公民館長、保健福祉部の健康管理課長、子ども家庭課長の七人で構成。委員会は二十一日、第一回会合を開く。
来年二月までに計画の大筋をまとめて市民に公開。パブリックコメントを募った上で成案に仕上げ、三月の庁議で正式決定する。
生涯学習課がこれまでまとめた石巻市内の子どもを取り巻く読書状況では、学校図書館の標準図書達成率が小学校18・6パーセント、中学校8・3パーセント。ともに全国平均を20ポイント以上も下回っている。一校当たりの蔵書数は小中ともに約四千冊で、全国平均の半分ほど。一校当たり図書購入費も小学校で十七万円、中学校で三十二万円少ない。
保育所、幼稚園、公民館は絵本の読み聞かせ、季節のお話会、紙芝居など読書活動を比較的熱心に進めている。子ども本の購入冊数、購入予算額は、旧市と旧町などの保育所間で大きな差がある。地域の図書機能に対する児童の利用状況についても市図書館と旧町の分館(公民館など)では格差があり、蔵書や施設の拡充が求められている。 |
|