■旧桑浜小、買い手つく
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2007.11.10 |
石巻市、未利用地で売却
仙台の会社、経営者の母が卒業生/
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石巻市が未利用市有地として売却に出していた旧雄勝町桑浜小の校舎と敷地に、買い手がついた。買い取るのは桑浜小に縁のある企業で、母親の母校が売り払われてしまうことが忍びなくて名乗りを上げたらしい。大正時代に建てられた歴史のある木造校舎の保存に努めてきた元教員や卒業生の有志たちは、売却先が桑浜小ゆかりの人だったことに安堵(あんど)している。
売り払い先が決まったのは、石巻市雄勝町桑浜にある旧桑浜小の敷地(七千百三十五平方メートル)、木造平屋の校舎(七百四十五平方メートル)、図書室と教員住宅。八月に公売(一般競争入札)したが買い手がつかず、あらためて十一月一日から先着順の随意契約で売却したところ、応募があった。売却価格は五百四十六万六千円。
市管財課によると、買い取ったのは仙台市の民間会社。経営者の母親が桑浜小の卒業生で、「思い出のある母校を何とかしたい」という思いに応えたという。利用方法などは決まっていない。
桑浜小は児童数の減少に伴い二〇〇一年三月、旧雄勝町の大須小に統合する形で閉校した。校舎は一九二三(大正十二)年の建設。屋根が地元産のスレートという全国的にも珍しい木造校舎だった。
閉校当時、教員や児童の保護者ら二十数人が「桑小で楽しむ会」を結成した。会員は月に一度、桑浜小に集まり、愛着のある校舎を掃除したり、周辺環境を整備したりして旧交を温めてきた。
会員で桑浜小卒業生でもある阿部金也さん(四二)=石巻市雄勝総合支所勤務=は「古い校舎だけど、大事に扱ってきた。今後どのようになるのか分からないが、桑小ゆかりの人が買い手になってもらって良かった」と話している。 |
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