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■唐桑・津波体験館の改装協議 2007.10.31
東北大の支援も視野
検討委初会合・現地視察し方策探る/
 唐桑半島ビジターセンター(気仙沼市唐桑町崎浜)と、併設する津波体験館のリニューアルを協議する第一回検討委員会が二十九日、国民宿舎からくわ荘で開かれた。委員長に首藤伸夫・日大大学院総合科学研究科教授、副委員長に今村文彦・東北大大学院災害制御研究センター教授を選出した。

 委員会は国、県、市の担当者と学識経験者ら十二人で構成。唐桑沖GPS波浪計(二〇〇七年度内に設置)の地上基地局をセンターに設置することを前提に、古くなった映像など関連設備を更新するための提案を本年度内にまとめる。

 初日はビジターセンターと体験館を視察した後に意見交換。リニューアルの必要性を確認し、「ハイビジョンシアターをもっと活用すべきだ」「小学校高学年向けの解説を増やしてもいいのでは」といった意見が出た。東北大百周年を記念した「資料館等支援事業」の活用も視野に入れて検討を進めることにした。

 鈴木昇市長は初会合のあいさつで「充実した情報を発信する施設になれば、津波被害の軽減につながるだろう」と期待を述べた。

 日本初の津波体験施設を併設したセンターは一九八四年の開館以来、映像を含めた設備の更新が進まず、機能充実が課題とされてきた。首藤教授は「過去の資料を見せる知識の場としてだけでなく、津波から逃れる知恵が備わる施設であるべきだ」と語り、研修機能をより高めるための検討が必要と強調した。
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