| ■9割がブラックバス |
2007.10.16 |
菖蒲沢ダムため池学校
本吉住民ら生物調査/
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本吉町の菖蒲沢ダムため池で十四日、三年に一度の池干しの機会を利用した「ため池学校」が開かれ、地元の子どもや住民がため池の生き物調査や機能、役割を学んだ。
水辺環境を保全する二つの市民グループ「菖蒲沢地区ふるさと水・土保全隊」(気仙沼市)と「上郷地区ふるさと水・土保全隊」(本吉町)が主催。県気仙沼地方振興事務所の協力で初めて企画。子ども二十人、大人四十五人が参加した。
参加者は菖蒲沢のため池の四百年以上にわたる歴史、最近の親水空間としての整備について関係者から説明を受けた。ダムの二十万トンの水は設備点検などのため数日前から抜かれており、水門前に残った水たまりに集まった魚などの生き物をタモ網ですくい取った。
水門を全開すると外来魚のブラックバスが次々と網に入り、その数は数百匹に。池に残った水には大きなニシキゴイ数十匹がとどまっていた。子どもたちは魚を触ったり持ち上げたりして感触を楽しんだ。
ブラックバスは畑の肥料用として持ち帰り、ニシギゴイは上の池に放流された。生物はほかにザリガニ、ヌマエビ、ヨシノボリ、シナイモツゴが数匹見つかっただけで、在来の生物に対するブラックバスの影響が深刻であることが分かった。
子どもたちは振興事務所の花輪正一技術次長(水産担当)からブラックバスの生態を教わり、解体したブラックバスの胃の中から、食べた小魚や水生昆虫が出てきたのを見て驚きの声を上げた。
「上郷地区ふるさと水・土保全隊」の隊長で上郷地域振興会の小野武久会長は「池干しで駆除しているのに、魚の九割がブラックバスだったのは残念。池での釣りは禁止されており、勝手な放流はやめてほしい」と話していた。
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