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■ペットボトルで漂流10時間 2007.10.04
釜石沖 岩手の男性
本吉の芳賀さんが救助/
 釜石市沖の海上で三日午前、人がペットボトルを片手に手を振って浮いているのを本吉町赤牛の漁業芳賀千鶴男さん(六二)が見つけ、救助した。救助されたのは岩手県大槌町のタンカー甲板員黒沢剛さん(二八)で、二−三リットル入りの空きペットボトルにつかまりながらおよそ十時間、海上を漂っていたとみられる。


 芳賀さんは、三陸沖でカジキの突きん棒漁をするため、長男の孝司さん(三七)と二日朝に本吉町の日門港を出港。三日午前八時半ごろ、釜石市御箱埼灯台の東約二十キロの海上を航行中、黒沢さんを発見し、救助した。


 釜石海上保安本部によると、黒沢さんは横浜市の上野トランステック所有のタンカー「さくら丸」(二九九七トン)の乗組員で、二日午後十時半ごろに誤って海に転落したとみられている。救命胴衣は着用しておらず、転落時に近くに浮いていたペットボトルをつかみ、浮力に頼って漂流していたという。


 同海保は「救命胴衣もなく十時間も泳ぐのはまず無理。ずっと浮いていられたのはペットボトルのおかげではないか。あまり聞いたことがないケース」と話している。
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