トップニュースファイル≫2007年10月
■文化センター増改築して 2007.10.31
毛利コレクション博物館建設
推進する会 市議会と懇談し要請/
 毛利コレクション等博物館建設を推進する会(阿部宏会長)は三十日、石巻市議会の超党派で構成する「毛利コレクション等広域歴史文化資料展示施設を推進する議員連盟」(高橋健治会長)と石巻文化センターで懇談し、コレクションを収蔵・展示する環境整備に協力を求めた。推進する会の会員たちは、市の財政難で新たな博物館を設置するのは難しいことから、文化センターの増改築によって毛利コレクションを生かす道を提案。議員らは実現に向けて努力することを約束した。

 推進する会と議員連盟は十数人ずつが出席。現在、文化センターで開催中の毛利コレクションの特別展「毛利どうぶつ園」を見学した後、懇談した。

 初めにコレクション所有者である毛利伸さんが発言を求めた。故毛利総七郎が情熱と生涯をかけて集め、幾多の苦難を越えて守り通した約七万点ともされる収集品の意義を説明。「貴重なコレクションを石巻に保管しておけるのか、不安でたまらない。(石巻市が)今度やれないということになったら、あと二年でどこか安全な所に移さないといけない」と、二年以内に収蔵・展示手法を明確にすることを問題提起した。

 これを受けて、推進する会の会員は「市がお金がないと言っても、昔からの問題である毛利コレクションも何とかしなければならない。文化センターを大改造して展示できるようにしてほしい」と呼び掛けた。

 「長年にわたって博物館の建設を願って活動してきたが、先が見えないなら文化センターの増改築でもいい」として、手法を早く明確にして施設整備費の寄付活動に弾みをつけるよう求める意見もあった。

 二〇〇三年四月に発足した推進する会は、博物館建設の実現を訴えながら市民啓発、寄付活動などを続けてきた。しかし、市の財政難で博物館新設は困難であるため、現実的な路線の文化センター増改築に〇七年度総会で方向転換した。

 市議会側は、市と議会、推進する会が一体となって、今後コレクション収蔵施設の整備手法の明確化に取り組むという姿勢を示した。

 懇談会冒頭のあいさつで、阿部会長は「市民の熱い思いを実現する強力な援軍を得た」と議員連盟の設立を歓迎。高橋会長は「市の財政は極めて厳しいが、熱意を持って取り組めば、前へ進められる」と市民団体との連携強化を呼び掛けた。

【初の懇談会を前に、推進する会と議員連盟は毛利コレクションの特別企画展を見学した=石巻文化センター】
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM