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■心意気見せた大漁まつり 2007.10.23
名物 鮮魚競りに人垣
魚市場に熱気 65000人/
 石巻産の新鮮な魚介類や水産加工品などを港町の心意気で売りさばく第十九回いしのまき大漁まつり(実行委員会主催)が二十一日、石巻魚市場で開かれた。カキやサンマ、鯨肉など地元の水産物を抱えきれないほど求める買い物客で大にぎわいしたほか、まつり名物の鮮魚競りや鮮魚すくい取りなどに幾重もの人垣ができた。六万五千人(主催者発表)もの人出があり、魚市場内は人いきれも「大漁」の熱気だった。

 市場中央の特設ステージで繰り広げた模擬競りには、石巻港のブランド魚として売り出し中の金華カツオ、金華サバのほか、毛ガニ、スルメイカなど百以上の商品を用意。大勢の市民がステージを取り囲み、競り人が「まず千円から。はい、どうだ」などと威勢良く鮮魚を掲げるたび、手を挙げて大声で応じた。毛ガニ一箱を幸運にも五百円で競り落とした佐々木大輔君(七つ)=石巻市湊二小一年=は「とってもうれしい。カニはお父さんが好きだから、喜んでくれそう」と笑顔で話した。

 一回百円の鮮魚すくい取りには、長い行列ができ、約四百人が挑んだ。石巻湾の定置網などで取れたサバやイワシ、アジなどを直径三十センチの網ですくうサービス行事。水槽に入った魚を力いっぱい引き上げ、満足そうに笑みを浮かべた。用意された二トン以上の魚は一時間ほどでなくなった。

 県漁協石巻総合支所は約百キロの新鮮なカキを準備し、旬の野菜も入れて三千食分のカキ汁を作って振る舞った。香ばしさに誘われた人たちがチャリティー募金に快く応じながら舌鼓を打った。

 手作りかまぼこ焼き体験は先着千人を対象に無料で実施。くしに刺した半加工のかまぼこを、U字溝の中におこした炭できつね色に焼き上げた。家族連れらがその場でほお張っていた。

 大漁旗で彩った販売コーナーには、五十五の業者、団体が出店。海産物のほか、野菜や果物なども市価より割安に。いずれも鮮度の良さが自慢とあって、好調な売れ行きを見せていた。

 ステージでは、子どもに人気の「ケロロ軍曹」ショーや、寺崎はねこ踊り、歌謡芸能ショーなども披露され、祭り気分を盛り上げた。

【大勢の人が参加して活気に満ちた鮮魚競り。競り人が言った値段に「ハイ、ハイ」と手を挙げて落札を競った=石巻魚市場】
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