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■歴史息づく動植物300点 2007.10.20
石巻 毛利コレクション
特別展が開幕、12月9日まで/
 毛利コレクションの特別展「毛利どうぶつ園」(石巻市教育委員会、市文化スポーツ振興公社主催)が十九日、石巻文化センターで始まった。子どもたちが親しみやすいよう、動物や植物をモチーフにした収集品を選んで展示。訪れた市民らは古代から続く人間生活と動植物の密接なかかわりに触れていた。十二月九日まで。

 「いきものと植物の意匠とかたち」の副題で、刀装具や根付け、鏡、絵馬、絵巻物など、江戸、明治時代の物品を中心に約三百点を展示。生き物だけでも、トラ、シカ、リス、ウサギ、さまざまな鳥など、三十種類以上もあるという。

 最大級の展示品は、古墳時代の馬の埴輪(はにわ)で、高さが約一・二メートルもある。かわいらしい表情が来場者の目を引いている。

 今回、初出品された腰から下げるタイプの亀の形をした小物入れは、和紙のこよりで形を作り、漆を塗って固められた。本物と見間違うような形の精巧さが見事だ。

 印ろうも初めて出品され、漆塗りの光沢や、貝がらをちりばめた螺鈿(らでん)など、細かな細工の美しさが日本の工芸技術の高さを物語っている。

 会場では、小中学生を対象にクイズ大会も開催。出題は四問で、全問正解者の中から抽選で三百人に記念品を贈る。

 毛利コレクションは、石巻市の毛利総七郎氏(一八八八−一九七五年)が約七十年にわたって集めた歴史・民俗資料。生活用具のほか石巻鋳銭場資料、沼津貝塚と南境貝塚(ともに石巻市)発掘資料、アイヌ関係資料など合わせて十万点以上といわれる。市教委は、テーマを絞った特別展を一九八九年に始め、二〇〇〇年からは毎秋開催している。

 午前九時−午後四時半。観覧料(常設展を含む)は一般四百円、高校生二百円、小中学生八十円。問い合わせは石巻文化センター(94)2811へ。
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