| ■授産施設のため石巻工高生開発 |
2007.10.14 |
BDF製造、ろ過装置
作業楽に、コスト低く
「かなん」に納める/
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石巻工高(倉光恭三校長、生徒七百七人)機械制御科の三年生七人は、バイオディーゼル燃料(BDF)製造で使う新たなろ過装置を開発した。十一日、BDF製造に取り組んでいる石巻市和渕の知的障害者通所授産施設「かなん」(土屋浩司施設長、利用者二十人)に納品。同施設では「作業効率が向上する」と喜んでいる。
開発したのは、原料となる廃食油の汚れを取り除く三層構造の装置と、精製した燃料を再度ろ過する装置の二種類。
廃食油には揚げ物の衣などが混じっており、これまでは施設利用者がざるでこしてきた。高品質なBDFを製造するには、不純物を取り除き、純度を高めることが課題だった。
同校は「国のものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業(クラフトマン21)」の一環として、利用者の立場に立ったものづくりをテーマに、四月から取り組んできた。
生徒たちは施設を訪れて、知的障害者や授産施設について学び、扱いやすい単純な構造にした。今までの手作業からポンプを使うなどして省力化も図った。
少しでも施設利用者の工賃に還元したいと、廃材を利用するなどして製造コストを削減。交換が必要なフィルターには、安価な市販の家庭用レンジフィルターを利用するなど、障害者の立場に立った工夫を凝らした。
施設に納品した生徒たちは、試験的に油を流して、ろ過された油が流れ落ちるのを確認すると、ほっとしたように笑顔を見せた。末永雄大君(一八)は「簡単で使いやすい構造をみんなで考えた。この装置で作業が楽になればうれしい」と話した。
「かなん」は昨年四月から、市内三カ所の学校給食センターと飲食店から集めた廃食油を回収して、BDFに加工している。「かなん」を運営する社会福祉法人石巻祥心会(赤間祥治理事長)と石巻市が買い取り、同法人の車両や市のごみ回収車に使われている。 |
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