| ■マスターズ陸上「生涯現役」 |
2007.10.12 |
中塩さん(84)石巻市北村
ハンマー投げ敵なし
日本グランプリ受賞/
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石巻市内の高齢陸上競技選手が奮闘している。アジアマスターズ大会陸上競技ハンマー投げ優勝など国内外で活躍する中塩善治郎さん(八四)=石巻市北村=がこのほど、第2回日本スポーツグランプリ賞を受賞した。青森県で先日あった第20回全国スポーツ・レクリエーション祭のマスターズ陸上競技大会では、菅原隆夫さん(六二)=同市渡波=が走り幅跳びで初優勝した。両選手は「生涯現役がモットー。さらなる記録を目指したい」と意気盛んだ。
日本スポーツグランプリ賞は、50年以上スポーツを継続し、全国や世界レベルで活躍する現役の70歳以上の選手が対象。日本体育協会が昨年創設し、今回は全国で7人が受賞し、宮城では中塩さんが唯一選考された。県内からの受賞は初回に続き2人目となる。
短距離種目に打ち込んでいた中塩さんが開花したのは、60歳で始めた投てき種目。「大会で上位入賞できる”穴場”種目」と、砲丸投げなどの練習を重ね、70代で全国マスターズ選手権ハンマー投げを制した。快進撃はとどまらず、マスターズアジア大会には9大会連続出場し、このうち3大会でハンマー投げで優勝するほどの第一人者だ。
最近は、砲丸投げより重い球を使った「重量投げ」と呼ばれる種目を加えた重量五種競技(砲丸、円盤、ハンマー、やり投げ)で全国選手権を制した。中塩さんは「80歳以上での日本記録更新、そしてこれからは90代で世界記録に挑戦する」と意欲的だ。
陸上競技歴は住吉小時代から実に76年に及ぶ。若いころは石巻高、早大で短距離に打ち込んだ。卒業後は教員となり、母校の石巻高などで陸上競技の指導にも当たった。
中塩さんは「本格的な陸上競技は、小学生のころに河北新報社主催の学童オリンピックでの初優勝が原点。カップは今も大切に保管してる」と豪快な笑顔で振り返る。「まだまだ現役。高い目標達成のためにも健康を心掛けたい」と、自宅の裏山を自力で造成した練習場で、ハンマーを投げ続ける毎日だ。
青森県総合運動公園陸上競技場で開かれた第20回全国スポーツ・レクリエーションのマスターズ陸上競技大会に初出場し、走り幅跳び種目で4メートル60の好記録を出して初優勝した菅原さん。「思いもよらない優勝」と謙虚に話す。
ソフトボール歴が長く、陸上競技は還暦を記念して始めた。「まだまだ素人」と話すが、同種目の自己ベストは5メートル01。力は十分ある。
フィールドだけでなくトラックも好調で、県マスターズ大会では六十メートル種目で8秒43、百メートル種目で13秒43の大会記録を持つ。
「陸上競技はスタートダッシュや踏み切りなど一つ一つの動作が難しく、奥が深い。苦しみを克服したときの喜びが、陸上の面白さだ」と言い、「県記録更新、そして東北大会での走り幅跳び、百、六十メートルの3種目制覇を狙いたい」と意気込む。 |
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