| ■雄勝発、女性の活動全国へ |
2007.10.10 |
救命胴衣 着用率ぐんと向上
漁協の模範 石巻海保が感謝状/
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漁業者の命を守る救命胴衣の大切さを訴えている県漁協雄勝町東部支所女性部の活動がこのほど、開始から丸一年を迎えた。女性として全国で初めてライフジャケット着用推進委員に委嘱された三人を中心に懸命な呼び掛けを続け、同支所の着用率は飛躍的に向上した。浜のお母さんたちの地道な活動は大きな注目を集め、全国に広がりつつある。
推進委員の三人は、女性部長の清水みや子さん(五九)と阿部秀子さん(六一)、永沼とし子さん(六〇)。救命胴衣の必要性を地域のさまざまな会議で説いたり、出漁する組合員に直接PRしたりした。
各家庭でも、女性部のメンバーが漁業に携わる家族を地道に説得。地元の石巻市船越小の児童にも力を借りて、着用徹底のメッセージを防災無線で流した。
同保安署と女性部が今年六月に実施した目視調査では、活動開始前に20パーセント程度だった組合員の着用率が95パーセントまで向上した。同支所のアンケート(四月)でも、常時着用率が82パーセントに達した。
この活動が評判を呼び、県漁協志津川支所や唐桑支所などでも女性部の会員が推進委員に委嘱された。女性の力で着用率を高める取り組みは、愛媛県でも始まるなど県内だけでなく全国に広がっている。
こうした成果が認められ、推進委員の三人は八月十日、第二管区海上保安本部(塩釜)から本部長表彰を受けた。同二十四日に石巻市のビッグバンであった県青年・女性漁業者交流大会では、清水さんが女性部の活動を発表。最優秀賞に選ばれ、来年三月の全国大会に出場する。
活動をサポートしてきた石巻海上保安署も先日、活動開始一周年に合わせて、女性部に感謝状を贈った。
高橋清記署長は「全国どこを探しても、これほど着用率が高い漁協はない。100パーセントを目指すとともに、今後も日本一の数字を維持してほしい」とたたえた。
清水さんは五年前に夫を海難事故で亡くしている。「救命胴衣を着ていれば助かったかもしれない」という思いがあった。「活動を始めた時は不安でいっぱいだったが、地域が一丸となって大きな成果を得た。これに甘んじることなく、活動を推進する」と、さらなる着用率向上を誓った。
また活動二年目のスタートに当たり、女性部から新たに藤井まき子さん(五九)と、高橋千和子さん(五三)の二人が推進委員に加わった。 |
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