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■オラレ石巻誘致、断念せず 2007.10.03
「議会の否決尊重」一転
市長、再挑戦の意向
関係機関から要請受ける/
 石巻市議会で関連議案が否決されたコミュニティー施設併設型の競艇舟券場外発売場「オラレ石巻」について、土井喜美夫市長は二日の記者会見で、誘致計画を断念せず事業に再度取り組む意向を示した。日本財団など東京の関係機関から理解を得る努力を重ねるよう要請されたという。これまで「市議会に否決されたら、オラレの設置は不可能」「議会の議決を民意として重く受け止める」などと、土井市長は議会尊重の姿勢を示していた。オラレをめぐる市長の一貫性を欠く言動に、市議会や市民から反発が強まることが予想される。

 オラレ石巻の関連議案は九月定例会最終日の二十七日、反対十八、賛成十五の反対多数で否決された。これを受けて土井市長は上京して日本財団、東京都青梅市、都モーターボート競走会、競艇振興センターなどオラレ誘致事業で協力を得ている関係機関に議決結果を報告。今後の対応について協議した。

 各機関は否決理由を真摯(しんし)に受け止めながらも「客観的な角度から、いま一度オラレの在り方を整理してはどうか」などとして、オラレ開設に向け石巻市にさらなる努力を求める声があったという。

 土井市長は「(オラレ誘致を)中止した際の関係機関に対する影響の大きさをあらためて認識した」「一市長の立場で判断しかねることだが、(否決を)その通りでは済まされない状況だ。わたしとしては、できるならオラレを設置したいと考えている」と述べた。

 今後、オラレ再提案の是非などについて庁内組織のオラレ設置検討委員会、民間委員で構成するオラレの運営協議会と利活用促進協議会などの意見を聞き、最終的には市の幹部らが庁議で決定する。

 オラレ関連議案の逆転可決を果たさなければならず、議会の説得が最大の鍵になる。土井市長は「(議会の反対理由は)中心市街地活性化基本計画との整合性や、説明不足との指摘であり、オラレ自体に反対ではない議員もいた。もう一度よく説明して、市民の反応も見たい」と述べた。

 「オラレ設置をここであきらめたら、市政運営の上でいろいろな影響、不都合が出てくる」とも土井市長は述べたが、具体的な影響については説明しなかった。

 石巻市立町通りの空き店舗に舟券場外発売場を設置することには、国土交通省がモーターボート競走会に許可している。市議会の同意という許可の前提が崩れたものの、市によると、設置申請を取り下げない限り、国交省の許可は有効という。

 オラレ関連議案の審議を付託されて否決した総務企画委員会の三浦一敏委員長(共産党議員団)は「市議会の議決を民意と受け止めるなら、オラレの事業は一度取りやめるのが筋ではないか。市民と議会が混乱するような判断をしてほしくない」と不快感を示した。
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