| ■「やった」数え7歳誇らしげ |
2007.09.26 |
励まされ山頂到達
気仙沼羽田神社お山がけ/
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気仙沼市赤岩上羽田の羽田神社(尾形公夫宮司)で二十五日、数え七歳になる男の子のすこやかな成長を祈う伝統行事「お山がけ」が行われ、初日は県内外から九十二人の子どもたちが参加した。父親は同行できないため、おじや祖父らに付き添われた子どもたちは、神社の後ろにそびえる羽田山(標高四六〇メートル)頂上にある奥の院を目指した。二十六日も行われる。
初日一回目のお山がけには気仙沼・本吉地方をはじめ、遠くは愛知県などから計五十人の子どもが参加。白装束をまとって竹のつえを持ち、宮司に導かれながら羽田山に登った。
急こう配の山道に子どもたちは「もう疲れた」「まだ着かないの」などと言ってくじけそうになったが、付き添いのおじらに「頑張れ」と励まされて登り続けた。
四十分ほどで山頂付近の奥の院に到着。鳥居をくぐり、社の周りを三度回ってから全員で成長を祈願した。羽田神社に戻った子どもたちは待っていた父母らに「よく頑張ったね」と言われると、得意そうにして喜んだ。
気仙沼市波路上岩井崎からひ孫の付き添いで参加した八十二歳の男性は「十二歳の時、おいの付き添いで馬に乗って来た。まさか七十年後にまた登るとは思わなかった。田んぼと海の仕事ではまだ現役で体力には自信がある。ひ孫も丈夫に育ってほしい」と話していた。
社務所前に設けた舞台では地元の水梨小児童が羽田神楽を披露したほか、奉納演芸があり、地域の伝統行事を盛り上げた。二十六日は午前五時、七時、九時の三回行われる。
お山がけは女人禁制の羽田山で三百年以上前から続いており、毎年旧暦の八月十五、十六日に行われる。子どもの甘えを断ち切るために父親ではなく、祖父や伯父、叔父、親類の男性が付き添う。子どもの成長を願う風習を今に伝えるものとして二〇〇〇年に国の重要無形民俗文化財に指定された。 |
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