| ■自然、歴史探訪で再発見 |
2007.09.25 |
気仙沼の唐桑中地区
住民ら巨釜半造巡り
古里の伝説、植生学ぶ/
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住んでいる地域の自然や歴史について知識を豊かにすることを目的に、気仙沼市唐桑町の中地区で二十四日、ふるさと学習会が開かれた。自治会組織の中開発協議会主催で、唐桑公民館が後援。参加した住民たちは秋風のさわやかな巨釜半造を巡りながら、名勝にまつわるさまざまな伝説や、植物の生態などを学び教養を深めた。
講師役を務めたのは唐桑の地誌に詳しい中開発協議会長の鈴木伸夫さん(七五)。参加者が分かりやすいよう、丁寧に解説しながら歩いた。
巨釜では、「おおがま」という正しい読み方や、大釜で湯が煮立っているように見える入り江(前田浜)があることから付いたという名前の由来、さらに海中に立つ奇岩・折石が明治の三陸大津波で折れたこと、折れる前は「ろうそく岩」と呼ばれていたらしいことなどを解説した。
また前九年の役(平安後期)で戦った安倍貞任と源義家にまつわる言い伝えや、周辺に自生するさまざまな植物についても蓄えた知識を伝授。タラノキ、オオバコ、ムラサキシキブ、ゲンノショウコなど一つ一つ触りながら特性や見分け方を説明した。秋はハマギク、コハマギクが特に美しいという。
興味をそそる雑学を、参加者はメモを取ったり講師に質問したりして熱心に吸収。ダークダックスの歌にもなった「巨釜半造」(水上不二作詞)のメロディーを駐車場トイレのオルゴールで聞きながら、自分たちが住む地域への関心と愛着を一層深めていた。
唐桑町小長根の佐々木けい子さんは「この地区に住んで三十年になりますが、初めて知ったことがたくさんありました」と満足そうだった。
中開発協議会は一九七一年に発足。地域に目を向ける学習会や青少年健全育成、環境美化などの住民活動を活発に行っている。 |
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