| ■魚とともに生きた証し |
2007.09.20 |
食と地域のくらし展
漁具、文献50点紹介
リアス美術館講座受講生、自ら収集/
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リアス・アーク美術館(気仙沼市赤岩牧沢)の企画展「食と地域のくらし展」が十九日、同館で始まった。三陸の魚食文化をテーマに、同館主催の講座で学ぶ市民が自らの足で集めた資料などを展示。カツオなど大衆魚を中心に、伝統漁法や加工についての文献資料、写真、漁具など五十点を紹介し、自然と人とのかかわりにスポットを当てている。
三陸沿岸でのカツオ漁の歴史では、関係資料の一つに一七六五(明和二)年の古文書が展示されている。気仙沼市大島の外畑家が経営していたカツオ船に乗り組む人の契約書など貴重な資料が並んでいる。
カツオの餌になるイワシの漁に使われた采配(さいはい)も実物を展示してある。「ザクミ」と呼ばれた漁労長が、陸上の高所からイワシの群れを見つけ、海上に待機した網掛け船へ采配を振って操船を合図し、魚を囲い取るときに使ったという。非常に神聖視された道具だった。
イカナゴ科のヨド(コウナゴ)漁で、人間と野鳥のウトウなどが協力して、ヨドを追い集めていた話も、イラスト付きで分かりやすく紹介した。
今回の企画展に向け、同館は一月から八月まで毎月、市民参加の講座「三陸・食のワークショップ−捕る・取る・摂る」を開催。参加者の発表の場として企画展の準備を進めてきた。
市内の六十代の女性は「カツオを原料にした加工食品をいろいろ集めてみた。長い歴史の中で、人はいかにおいしく食べるかを追求してきたことが分かった」と言った。
企画展は十月二十一日まで。入場無料。午前九時半から午後五時まで。毎週月、火曜は休館。問い合わせは同館0226(24)1611へ。 |
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