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■カツオ選別機使用開始 2007.09.19
気仙沼魚市場水揚げ迅速化
人手半分で20トン処理/
 重量によってカツオをより分ける自動選別機の使用が十八日から気仙沼市魚市場で始まった。気仙沼漁協(佐藤亮輔組合長)が、一本釣り船の水揚げ迅速化を図るために全国で初めて導入した。船の水揚げ待ち時間の短縮、省人化、および人の手が触れる時間が減ることで品質と衛生管理の向上も担う。気仙沼港は昨年、生鮮カツオ水揚げで十年連続日本一を達成している。ハイテク化で将来にわたっての王座維持を目指す。

 選別機は六台。八月前には同魚市場に搬入されていたが、常に海水を浴びる環境で、しかも傾斜した桟橋での使用となるなど過酷な使用条件をクリアするためさまざまな調整が行われてきた。

 十八日は、静岡県船籍の一本釣り船に選別機を接続し、約八トンを水揚げした。重量ごとに六段階により分けるように設定して水揚げを行った。

 選別機は、魚を載せる樹脂製の台が回転しながら、それぞれのタンクの所で台を傾け、カツオを滑り落とすシステム。魚市場職員らが見守る中、機械は次々とカツオを選別しては、氷水を張ったタンクに入れていった。傷などがあるものは、最初のベルトコンベヤーの段階で職員が取り除いた。

 手作業には八人の職員を配置。一時間に十五トンの水揚げが限度だが、この選別機は四人で稼働でき、最大で同二十トンをさばく。本格的な使用は今回が初めてのため、スピードは中間の同十八トンに設定。それでも今までより時間を17パーセント短縮できた。職員は「このペースなら十分に対応できる」と話していた。カツオ船乗組員も「船にとって水揚げ作業時間の短縮はありがたい」と評価していた。

 気仙沼市魚市場は盛漁期の九−十一月、一本釣り船が水揚げの順番を待つほど混雑することがままあり、水揚げ効率化を図る選別機の導入を検討してきた。選別機を造ったのは愛媛県のメーカーで、魚だけでなく野菜などの選別機も開発している業界のトップ企業。魚市場での使用は初めてのケースで、気仙沼漁協が開発に全面協力し、コンパクトで安全性も高く、耐久性も兼ね備えた選別機の開発にこぎ着けた。

 秋から初冬にかけてはカツオとサンマの水揚げが集中し、水揚げ桟橋が最も混雑する時期。同魚市場では職員の習熟を高め、徐々に使用する選別機の台数を増やしていく予定だ。
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