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■寿司組合が「時価」撤廃 2007.09.07
気仙沼
高いイメージ払拭
安心で明朗な店目指す/
 気仙沼寿司(すし)組合(清水直喜組合長、加盟二十店)は、高級すしだねの料金を示す「時価」という言葉を六日までに撤廃した。不明瞭(めいりょう)で客からの苦情が少なくない独特の”ならわし”をなくすことで、敷居や値段が高いというイメージを払拭(ふっしょく)するのが狙い。清水組合長らメンバーは「気軽に入れて安心して食べられるすし店を目指していきたい」と張り切っている。

 時価の撤廃を決めたのは、気仙沼市観光協会(斉藤徹会長)からの指摘がきっかけ。同協会には、すし店を含む飲食店に対する観光客からの苦情や不満の声が寄せられている。来年十月から「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」(DC)を控えていることもあり、今後のトラブル防止の意味も込めて観光協会が観光客の声を代弁した形だ。

 組合では二〇〇七年度総会で「反省し、謙虚に受け止める」ということで意見が一致。全国に先駆けて時価という言葉を店内から撤廃する一方、高級すしだねの場合、あらかじめ値段を客に明示することも申し合わせた。

 清水組合長は「気仙沼市を訪れる観光客の多くは、フカヒレラーメンとともにすしを食べにやって来る」と、すしの持つ役割の大きさを説明。「だからこそ観光客に嫌な思いをして帰ってもらいたくない」と話している。

 組合のDCに対する期待は大きい。来月からのプレDCに備え、フカヒレずしに次いで、メカジキのあぶりずしを統一メニューとして一貫二百十円で売り出すことにしている。
 十月十八、十九日のエキスカーション(現地視察・体験旅行)では、十八日に気仙沼プラザホテルに宿泊する旅行会社やJRグループの旅行企画担当者らにすしを振る舞うことも計画。来年の本番に向けて着々とPRに励んでいる。

 組合では「自慢の新鮮な素材を明朗会計で提供する」を合言葉に、これまで客足が遠のいていた若い世代の客層も取り込んでいきたい考えだ。
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