| ■保育士に不手際陳謝 |
2007.09.30 |
石巻市
派遣撤回 臨時・パートで継続/
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石巻市が臨時・パート保育士のNPOへの派遣委託業務を白紙撤回した問題で、市は二十八日夜、派遣対象だった保育士たちに対する説明会を同市北村の遊楽館で開いた。市は不手際に対する陳謝を繰り返し、九十九人のうち出席した九十五人は、従来通り市雇用の臨時・パート保育士で勤務することに了承した。
千葉将好副市長があいさつし、「今回の派遣保育士の件では不安と疑念を抱かせる結果となった。市は子どもの将来を担う皆さんを安定雇用するために良かれと思って事業を計画したが、説明不足だった。深くおわび申し上げる」と頭を下げた。
村上光雄子ども家庭課長と菅原秀幸保健福祉部次長が、三年の派遣期間を超えて再派遣することが「脱法」との指摘があり、市議会の同意を得られず保育士派遣事業を断念した経緯を説明。派遣に切り替わる予定だった十月一日以降も、臨時・パートの契約を更新して市立保育所で勤務を継続するよう協力を求めた。
菅原次長は「脱法行為ということが八月二日に分かった。その時点で派遣が三年限りになることを皆さんに説明すれば良かった。市に甘さがあった」と述べた。この後、質疑に応じたが、出席者から特に質問はなかった。
説明会は二十分ほどで終了。大槻英夫保健福祉部長は「いろいろな思いはあると思うが、市の保育行政に再度協力をお願いする。深く反省し、正規と臨時職員の分け隔てない職場環境をつくるため努力する」と保育現場の改善も約束した。
雇用手続きの不備などで派遣への移行が何度か遅れた揚げ句、元の雇用形態に戻った形の保育士たち。不安な状態が続いただけに、少し安堵(あんど)の表情を浮かべる人もいた。
しかし、性急な行革に振り回された無念さは残る。「正規と同じ仕事を薄給の身分なのに頑張ってこなしている。もっと大切に扱ってほしい」「わたしたちの意見を聞いて進めてほしかった」「臨時職員の未来は明るくないけれど、これを機会に市の対応が少しでも変わってくれれば」といった声が聞かれた。
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