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■県の水産経営に新拠点 2007.09.27
会館、石巻TBT内に起工
漁協本所が入居、来春完成/
 県漁業協同組合(県漁協、組合員一万九百四十人)の本所などが入る賃貸ビル「宮城県水産会館」の起工式が二十六日、石巻市開成の石巻トゥモロービジネスタウン(TBT)であった。来年三月までに完成し、四月から業務を開始する。県漁協は来月、県信用漁業協同組合連合会(県信漁連)と合併して運営基盤を一段と強化。水産会館は情報や資金などが集まる新たな拠点になる。

 水産会館を建設するのは、県漁協などが出資する県水産会館(菊地伸悦代表取締役社長)。建設地は石巻ルネッサンス館西側六千六百五十五平方メートルで、ビルは鉄骨三階建て、延べ床面積二千二百十七平方メートル。土地を含めた事業費は約五億円。漁協職員約四百人のうち八十−百人が本所に勤務する見通し。

 起工式には関係者約五十人が出席し、工事の安全を祈願。あいさつで石巻市の土井喜美夫市長は「県漁協の本所機能が石巻に移ることを歓迎し、今後の発展を願う」と述べ、県漁協の木村稔経営管理委員長は「県信漁連との合併後は一千億円近い資金が本所に集まる。改革も念頭に置き、組合を運営したい」と強調した。

 県信漁連会長で、県水産会館の菊地社長は「原油高に伴う燃油の高騰やカキ問題など水産業を取り巻く経営環境は厳しいが、生産者と心を一つにして水産会館を拠点に頑張っていきたい。塩釜市内にも近く塩釜支所信用部を新築する」と話している。

 石巻TBTへの企業進出は県水産会館で十社目で、交通アクセスの面などから適地に選ばれた。県漁協などが本所として使用している水産会館(地上八階、地下一階)は一九七四年、仙台市青葉区本町に完成。老朽化が進み改修に多額の費用がかかるため、売却、移転が決まった。

【県水産会館の完成予想図】
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