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■来春めどに次期地域医療計画 2007.09.18
患者の視点、機能分担・連携重点
県が20日に策定懇
4疾病救急など5事業方向性明記へ/
 県は、五年ごとに改定する地域保健医療計画の次期計画(二〇〇八−一二年度)を来春をめどに策定する。がんなど四疾病、救急医療など五事業の医療提供体制について、石巻をはじめ各医療圏の方向性が明記される。計画の中間案が示された段階で、石巻医療圏では、懸案の医療機関の機能分担と連携の協議を再スタートさせる。県は二十日に県庁で医療計画策定懇話会の初会合を開き、策定作業を始める。

 地域保健医療計画は県計画と地域計画の二本立てだった。今回は法改正を受け、両計画を一本化する。県が改定に当たる。

 重点項目としているのが、がん、脳卒中、急性心筋梗塞(こうそく)、糖尿病の四疾病と、救急・へき地・災害・周産期・小児医療の五事業。次期計画では、四疾病、五事業の県内、各医療圏での医療連携体制の在り方が具体的な記述で盛り込まれる。

 計画の策定作業に当たる医療計画策定懇話会は、関係機関の代表ら二十人で構成する。二十日を含め本年度中に計三回会議を開き、計画案をまとめる。案には、各医療圏の意見を反映させる。

 県によると、十一月末から十二月上旬までに中間案をまとめ、各医療圏に示して意見を聞く。その後、来年一月中に再度案を示して意見を集約するという。

 石巻医療圏では、〇六年度、石巻地区地域医療対策委員会の医療体制検討専門委員会が、石巻医療圏での医療連携体制について一年かけて議論したが、具体的な方向性を示す明確な結論は得られず、次年度に再度検討の場を設けることを申し合わせていた。

 石巻地区地域医療対策委事務局の県石巻保健福祉事務所によると、地域保健医療計画の中間案が示された時点で、案の検討を含めた石巻医療圏の医療連携体制の議論を再開することになる。

 県医療整備課は「国の医療制度改革を踏まえ、患者の視点に立った安全安心で質の高い医療体制の構築、機能分担・連携を推進した切れ目のない医療の提供を大命題に、次期計画を策定したい」と言っている。

 石巻地区地域医療対策委の医療体制検討専門委のまとめでは、医療機関の機能分担と連携(救急・急性期−亜急性期・回復期−療養・慢性期の機能分担・連携)、地域としての医師確保対策を石巻医療圏の重要課題とした。

 今後必要とされる取り組みでは、病院の機能分担の明確化、医師の人事交流や病院・診療所連携、病院間連携の強化、医師・看護師配置の弾力化などを掲げた。地域全体で医師を確保するシステムの構築が急務として、さらに検討を深めていく必要があるとした。
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