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■都市部住民と交流 2007.09.01
移住も視野に
県地方振興事務所と石巻3市町
フォーラムや田舎体験計画/
 都市部住民の田舎暮らしニーズを踏まえ、圏域に呼び込もうと、県石巻地方振興事務所は、石巻、東松島、女川三市町と連携して「石巻地域への交流居住促進事業」に取り組むことになった。まず十月に「移住交流」をキーワードにしたフォーラムを開催し、引き続き、短期間「田舎」で暮らしてもらう体験モデル事業を予定している。さらに、都市部住民に圏域に足を運んでもらうための効果的な情報発信や、受け入れの仕組みづくりも検討する。

 人口減少時代に突入し、石巻地方でも離島、半島部を中心に過疎化、高齢化が著しい。振興事務所は地域の活力を維持、発展させていくには都市部住民の移住を視野に交流人口を拡大させていく取り組みが有効策と判断した。

 フォーラムは三市町との共催で、一般住民をはじめ自治体職員、行政区長、観光関係者、不動産事業関係者らを対象に十月十八日に石巻市北村の遊楽館で開催する。

 NPO法人ふるさと回帰支援センター(本部東京)常務理事の高橋公さんが基調講演し、今なぜ古里回帰なのか、自治体やNPOによる都市部住民の受け入れ体制整備の動向、受け入れによる効果などについて話す。パネル討議も行う。

 フォーラムで「移住交流」に関する意識啓発を図った後、都市部住民を対象にした圏域での体験モデル事業を実施する。

 空き家などで二週間程度滞在してもらう方向をイメージしており、今後、事業の受け入れ先や地域特性を生かした魅力ある滞在メニューなど、具体的な内容を詰める。

 モデル事業では、参加者から居住体験の聞き取り調査を実施して事業を検証。都市部住民への情報発信、受け入れの仕組みづくりに役立てる。

 石巻地方のグリーンツーリズム情報や、移住者向けの情報などを整理して専用のホームページ(HP)も開設する。

 二〇〇八年度以降、受け入れの具体的な支援に取り組む予定だ。

 最近は都市部住民の田舎暮らしニーズが高まり、都市と農漁村を行き来する「週末居住」や、定年退職を契機に移住する人も目立っている。

 振興事務所は「事業を通じて、まずコミュニティーの担い手としても期待される都市部住民の受け入れが、地域の活性化に結びついていくことを発信していきたい」と話している。
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