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■大川右岸かさ上げ年度内完成 2007.08.26
気仙沼・水害対策
南郷地区の改修順調/
 気仙沼市中心部を流れる大川の水害対策として、下流右岸の南郷地区で県の改修事業が順次進んでいる。堤防のかさ上げをする工事で、本年度中にほぼ完成する。大川と神山川に挟まれた南郷地区は、大雨などによる冠水被害に長年悩まされており、県は神山川を含めた全体的な改修を進めていく方針だ。

 南郷地区での改修事業は、神山川との合流点から気仙沼大橋までの約八百メートルで行われている。合流点から南気仙沼小脇の歩道橋付近までの四百五十メートルは、前年度にほぼ完成。現在は残りの部分で工事が進んでいる。

 堤防のかさ上げは通常、土を盛る工法だが、周囲に住宅地があり用地買収が困難でコストもかかることから、コンクリート壁を利用した工法をとっている。

 気仙沼大橋付近では現在、コンクリート壁を設置する前の土台作りとして、鋼鉄の板を打ち込み、水を抜く作業を連日行っており、本年度中に壁が設置される。

 一方、南小脇の歩道橋は、このままの高さでは治水効果が上がらないことから、県は壁の上に歩道橋を上げる計画。市とも在り方を調整し、新年度にも着手したいとしている。

 二〇〇二年七月の台風による豪雨では、大川の水位が堤防ギリギリまで上昇し、南郷地区で道路冠水や家屋浸水などの被害が出たほか、一九八六年八月の台風でも冠水した。

 堤防の高さは、八六年水害の水位を参考にした計画水位よりも一メートル余裕を持たせている。合流点付近と気仙沼大橋付近では陸側の地形に高低差があるためだ。

 大川の河川改修事業では今後、左岸の調査も行うほか、神山川左岸でも順次着工する。神山川に流れ込む渋抜川のはんらん対策では、〇九年度から市が排水整備を行うことになっており、県と市が調整していくという。
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