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■待望のサンマ初水揚げ 2007.08.22
気仙沼に大型船242トン
魚価安、例年の半分以下/
 気仙沼市魚市場に二十一日、大型サンマ船六隻が入港し、二百四十二トンを初水揚げした。北海道根室半島沖四十キロ前後で漁獲し、一昼夜かけて気仙沼港に運んだ。

 値段は北海道三港に計千トンを超す大量水揚げがあったことなどから、一キロ当たり平均単価は七十五円と、初物としては例年の半分にも届かないという安さだった。この日に同じく初水揚げがあった女川、宮古など本州各港も同様にご祝儀相場とはほど遠い値段だった。

 水揚げしたのは北海道、千葉、福島の船籍で、調査船を除く五隻は全国さんま棒受け網漁業協同組合(全さんま)が決めた一航海当たりの漁獲規制四十八トン未満の上限ぎりぎりまで漁獲した。

 乗組員は「漁模様は悪くないが、相場が下がっている。少しでもいい値段を期待して本州に来た」と話していた。魚体は大中小の割合が四、四、二と見る人もいたが、仲買人の中には「中型が少なく、大型と小型が多い」という感想を持つ人もいた。「脂の乗りはまずまず」という。

 全さんまは先日、船の大きさごとに漁獲制限量を定めた。気仙沼魚市場の主力水揚げとなる大型船は(1)日帰り操業の場合は三十二トン未満(2)一日以上入港しない場合は四十八トン未満−とした。漁場が北海道沖に移っているため、ロシア海域やそれ以外も区別せずに総量の漁獲制限措置に切り替えた。北海道、本州各港いずれも同じ条件となる。

 これにより当初懸念されたシーズン初めに本州の港にサンマの水揚げがないという事態は避けられたが、本州各港からは「日帰りの方が有利で、しかも相場維持が難しいのではないか」との懸念の声が出ている。

 今後の水揚げ状況を見ながら全さんまは二十八日に規制枠を見直すことにしており、関係者は臨機応変な改定に期待を寄せている。

【今季本州での初水揚げとなったサンマ=気仙沼市魚市場】
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