| ■海域区別せずサンマ総量制限 |
2007.08.17 |
全さんま・漁獲枠決定
本州水揚げ可能に
気仙沼 胸なで下ろす関係者/
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全国さんま棒受け網漁業協同組合(全さんま)は、サンマの漁獲可能量を定める委員会で、各船の一航海当たりの漁獲制限量を決定した。大型船(五一トン以上)は最大で四十八トン未満となり、前回案を若干調整するにとどまった。これにより、当初懸念されたシーズン初めに本州各港にサンマの水揚げがないという事態は避けられる見通しになった。
北海道釧路市でこのほど開いた委員会で、船の大きさ(小型、中型、大型)ごとに制限量を定めた。気仙沼魚市場の主力水揚げとなる大型船は(1)日帰り操業の場合は三十二トン未満(2)一日以上入港しない場合は四十八トン未満−とした。
北海道、本州各港いずれも同じ条件となる。現在の主漁場は北海道東沖にあり、ロシア海域とそれ以外を区別せずに総量での漁獲制限措置に切り替えた。全さんまは「水揚げ平準化のため」と説明している。
当初、全さんまはロシア海域での漁獲枠を厳守するため、一航海当たりの漁獲割当量で制限を一本化する方針を打ち出した。大型船は一四・五トンだったが、この規制では一航海で約七十トン漁獲できる大型船は非効率的な操業となる上、規制期間の九月十五日まで本州への水揚げが不可能になるとして気仙沼をはじめとする本州の五港が反発。見直しを求めてきた。
七月に入って本州に水揚げする大型船については、一航海当たり十六トンで三日分四十八トンまで可能と修正。さらに八月に入り、北海道に水揚げする場合は二日分、本州は三日分とした。日帰りでない場合は一週間の水揚げは百二トン以下に再変更するなど、本州および北海道を基地とする各船のバランスを考慮して調整を重ねてきた。
全さんまは今後の漁模様を見て今月中にも再度見直しが必要かどうか検討することにしている。
気仙沼のサンマ漁関係者は「当初案は大型船にとって現実的なものではなかった。何度か調整されたが、同じ生産者でも船の大きさ、基地の位置で立場が違うので、調整が難しかったのだろう」とみる。気仙沼港から出港したサンマ船の乗組員は「まだ日帰り操業が有利だが、最悪の結論にならずよかった。例年通り一日も早く気仙沼にサンマを持って来たい」と話していた。 |
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