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■座礁漁船 燃油流出収まる 2007.08.14
気仙沼お伊勢浜
再び活況、例年通りの客足/
 気仙沼市岩井崎沖で漁船が座礁し油が漏れた影響で、一時遊泳禁止となったお伊勢浜海水浴場に、再びにぎわいが戻っている。十三日は午前中に最高気温二九・三度まで上がり、大勢の人が海水浴を楽しんだ。地元では「一日休業は痛かったが、これから売り上げを取り戻したい」と気持ちを入れ直している。

 事故が起きたのは八日夜。岩井崎の約一・三キロ沖合で長崎県雲仙市のカジキ等流し網漁船「第1光将丸」(一九トン)が浅瀬の岩礁に乗り上げた。乗組員七人は無事救助されたが、燃料油二キロリットルが漏れ出し、一部がお伊勢浜海水浴場付近にも寄せてきた。

 お伊勢浜海水浴場では、十日と、十一日夕に遊泳禁止措置をとった。措置を知らずに訪れた行楽客は、別の海水浴場に行くなどしたが、地元の海の家などは「せっかくの好天だったのに」とがっかり。海水浴場では周囲にオイルフェンスを張った上で、十二日に遊泳可能とし、十三日はほぼ例年通りの客足が戻った。

 行楽客用シャワーを営業している男性(三九)は「天気が良過ぎて一日営業できなかったのは残念だったが、今はもう影響がない」と言い、海水浴場の監視員(五八)は「フェンス外側の海上には、よく見れば油は浮かんでいるようだが、内側には押し寄せてこないから大丈夫」と話している。

 気仙沼海上保安署によると、燃料油はA重油で、二十四時間から三十時間で揮発する。一部は海水浴場近くにまで寄せたが、海上に浮かんだ油は、十二日夕には上空からは確認できなかった。

 漁船から燃料油の残りと網などの漁具の一部、積み込んでいたカジキマグロ八十匹は回収したものの、船は浅瀬に完全に乗り上げた状態。船主らが引き上げ方法を話し合っているが、波にうねりも出てきたことからサルベージ船が近付けない状態で、しばらく座礁したままになる可能性もあるという。
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