| ■バババ! 根強い方言 |
2007.08.08 |
東北大が気仙沼の特徴調査
40年前と比較岩手と共通点も/
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東北大大学院文学研究科国語学研究室(小林隆教授)が、気仙沼市内で方言調査に取り組んでいる。同研究室は方言を貴重な文化遺産として記録する作業を進めており、気仙沼地区では二〇〇五年度から二年間、調査を行った。今回は気仙沼を中心に、三陸沿岸南部まで調査エリアを拡大。気仙沼の方言が周辺地域とどのような関係にあるかなどを調べ、気仙沼の方言の特徴を解明する。
調査は一−三日の二泊三日の日程で、東北大と岩手県立大の学生、いわき明星大准教授、国立国語研究所非常勤職員ら三十七人が参加。岩手県山田町から石巻市までの三陸沿岸など十二市町で実施した。
二日に行われた気仙沼市での調査では、市内中心部、大島、鹿折、唐桑町の四地区に在住する六十−七十代の高齢者、二十−三十代の若年層合わせて七人から、調査員の教授や学生十二人が四班に分かれて聞き取りなどをした。
このうち大島地区では、東北大大学院の内間早俊さん(二五)ら三人が、同市田尻、熊谷すん子さん(八〇)宅を訪れた。
内間さんらは口頭やプリントなどを使いながら、質問形式で熊谷さんから方言を聞き出し、標準語とのアクセント、発音の違いなどを書類に書き込んだり録音したりしていた。
日常のあいさつについても、自分より目上の人、同年代の人、目下の人、観光客と、話す相手によって言い方がどう変化するのかなどを確認した。
小林教授は「『捨てる』を『なげる』と表現することが岩手と共通していることや、寝そべっている『ゴロゴロ』を『ゴロラゴロラ』とラを付けたり、驚いたときの『バ』『バババ』が今も使われたりしている」と、気仙沼に方言が根強く残っていることを指摘。一方で、同研究室が四十年前にも方言を調査した当時に比べて「発音が高齢者も含めて共通語化していることも感じた」と、今回の調査の感想を話した。
研究室は今回の調査結果を年度内にまとめることにしている。 |
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