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■石巻中に新たな伝統 2007.08.31
創立60周年で創作踊り
母校の誇り、古里表現/
 母校の新しい伝統に−。今年六十周年を迎えた石巻中(木村民男校長、生徒三百十二人)は、九月一日の記念運動会で創作踊り「石中SAITARA(さいたら)」を初披露する。踊りは生徒たちが考案し、本番に向け練習に熱が入っている。歴史ある母校の誇りと地域への愛着を体いっぱいで表現し、節目の年を祝う。

 「石中SAITARA」は、創立六十周年の記念に新たな伝統として受け継いでいけるものをつくろうと企画。実行委員に名乗りを上げた三年生二十五人と教員が夏休み期間中に学校に集まり、知恵を出し合って振り付けを考えた。

 一から踊りを生み出すことは、一筋縄ではいかない作業だった。ヒントになったのは「石中らしさ」。頭の中で石巻の風土や文化をイメージし、少しずつ動きに変えていった。

 完成した振り付けには、舟をこぐ動作や波の動きなどが取り入れられ、大漁の喜びも表現。古里のさまざまな表情が詰まった石巻ならではの踊りとなった。

 実行委員長の鈴木愛子さんは「何度も行き詰まったけれど、みんなで必死に考えた。六十周年の年に三年生になり、新しい伝統をつくる責任を感じながら取り組んだ」と話す。

 学外からも協力を得た。作曲は、数年前まで石巻小に勤務し、曲作りが得意だという女川六小の佐々木淳教諭に依頼。何度も修正を繰り返し、「エンヤートットSAITARA節」が完成した。

 全校での練習は二学期が始まってから。縦割り三グループごとに実行委員が指導役となり振り付けを教えた。三十日の総練習で初めて全生徒が一緒に踊った。踊りの完成度を高め、本番を迎える。

 木村校長は「たくさんの人に見に来てほしい。生徒たちはよくここまでやったと思う。本番が楽しみだ」と語っている。

 十月の秋の文化祭でも披露する予定で、来年以降も在校生が受け継ぎ、近い将来に地域住民も参加できる踊りを目指す。

 「石中SAITARA」は、昼食直後のプログラムで、午後一時からの予定。六十周年を記念した「地区対抗年代別リレー」も実施する。三十一日は、生徒たちが学区内を走る「聖火リレー」も行う。
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