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■石巻旭町で伝統の野菜人形祭り 2007.08.25
鯨、コウノトリ、本物!?
今年の話題 力作並ぶ/
 野菜でユニークな作品を作る石巻市旭町地区の「延命地蔵尊・野菜仕掛け物祭り」(延命地蔵尊祭典実行委主催)が二十三日夜、同地区であった。

 約二百メートルの通りを午後六時ごろから通行止めにし、通りに面した民家の一部をステージにして、町内六班と子ども会が計七作品を展示した。

 市民の目を引いていたのが、たくさんのナスで作った鯨。同市で七月に行われた鯨フォーラムをモチーフにした作品で、タイトルもずばり「旭町鯨フォーラム」。水辺に咲くハスの花をタマネギで表現するなど、いずれもアイデアを凝らした作品ばかりで、家族連れらは完成度の高さに感心していた。

 各班の班長らで審査した結果、金賞一位には五班の「幸せを運ぶコウノトリ」が選ばれた。ネギとナスで繊細な羽を表現し、かわいいひな鳥にはタマネギを使った。二日前から金網で骨組みを作り、当日の朝から十四人で野菜を飾り付けたという。

 班長の日野武紀さん(六七)は「四十三年ぶりに自然界で誕生したコウノトリの巣立ちに希望を感じてテーマに選んだ。シソの茎で作った細い足で体を支えることに苦心した」と話す。

 屋台も出て、夏休みが残り少なくなった子どもたちでにぎわった。

 旭町地区はかつて農家が多く、野菜を使った人形で地蔵尊の供養をしたことが祭りの始まりと言われている。大正時代から八十年以上も続いており、地域の風物詩として親しまれている。

【金賞1位に輝いた「幸せを運ぶコウノトリ」=石巻市旭町】
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