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■救急救命センター開設へ 2007.08.23
石巻赤十字病院10年4月めどに準備
専門医確保や体制整備
「新型」導入は県内初/
 石巻赤十字病院(飯沼一宇院長)は、二十四時間体制で救急医療を担う救急救命センターを、二〇一〇年四月をめどに設置する方針を決めた。夜間も医師、看護師が待機して重症の救急患者を入院診療するセンターの設置は、石巻医療圏の中核的急性期病院を目指す石巻赤十字にとって必要不可欠であると判断した。今後、開設作業を本格化させ、設置に必要な専門医の確保や診療体制整備に力を入れる。

 救急救命センターは、いわば救急外来の集中治療室(ICU)で、救急医療の質の向上を目的に開設する。従来は専用病床三十床以上が義務付けられたが、石巻赤十字が設置を目指す新型救急救命センターは「おおむね十床以上」と要件が緩和されており、既に昨年五月の新病院開業時に専用病床を確保している。

 今後は、設置に必要な要件である日本救急医学会が認定する救急科専門医一人の確保をはじめ、医師、看護師を増員して診療体制を整備しなければならない。

 石巻赤十字は、医師を現行の八十四人から百人に増やし、看護師も三百六十人から十数人程度増やす予定だ。二十四時間体制で医師は三交代の計十二人を想定している。

 石巻赤十字の救急患者は一日平均四十−五十人で、救急室で診察後、入院が必要な患者は各診療科病棟に入院する。

 これに対して、救急救命センターの場合は、入院が必要な患者のうち、重症度が高い患者だけを専用病床に入院させて治療するという。

 金田巌副院長(地域医療連携室長)は「救急医療は不採算部門だが、急性期医療に特化した石巻赤十字の使命として、救急救命センターを設置、地域の期待に応えていきたい」と話している。

 県内では、国立病院機構仙台医療センター、仙台市立病院、古川市立病院に救急救命センターが整備されているが、「新型」センターの設置は石巻赤十字が初のケースとなる。

 石巻赤十字は、「断らない救急」「患者志向の切れ目のない連携」をスローガンに、救急医療体制の充実や疾病別ネットワークの構築などを基本戦略として、二〇一〇年度をめどにした中核的急性期病院構想を掲げている。
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