トップニュースファイル≫2007年08月
■石巻市 条件文書を開示 2007.08.18
青果市場移転
三浦市議「厳しい内容 市長関与か」/
 石巻青果花き地方卸売市場(石巻市門脇)の移転に絡み、土井喜美夫石巻市長が文書不開示を決定したことに対する不服申し立てで、石巻市は十七日、当初開示審査対象から外した「移転条件」に関する三文書を含む十件の公文書を申立人の三浦一敏市議に開示した。

 公開された文書では、市と市場運営会社の間で昨年末に市内移転でほぼ合意したが、今年二月以降にほごになったことが分かるという。開示後、会見した三浦市議は「事務レベルでまとまりかけたのを駄目にできるのは、トップの判断しかない。開示文書を精査して、土井市長の関与があったのかどうか、解明していく」と話した。

 開示文書のうち、石巻市から東松島市への市場移転に影響を与えたとみられる「移転条件」に関する三文書は、市場運営会社に移転の全責任・負担を求めた協議たたき台の「誓約書」(昨年五月)、協議が進んで昨年末にまとまりかけたとされる会社提出案(昨年十二月)、最終的に振り出しに戻る結果となった厳しい条件の「移転に際しての考え方」(今年二月)。

 三浦市議が開示を求めた移転に関する協議過程の復命書は「正式協議の前段の話し合いは、復命書を作っていない」(市農林課)ということで、開示されなかった。

 会見で、三浦市議は「開示文書を活用して、なぜ石巻市から東松島市へ青果市場が移転せざるを得なかったのか。市内移転でほぼ合意に達したのに、なぜ今年二月に市が厳しい条件を突きつけたのか。この間、何があったのか。土井市長の政治判断の過程を解明したい」と述べた。

 三文書を含む開示請求について、土井市長は文書不開示を決定。三浦市議が不服申し立てをしていた。三文書について、市は所管する農林課の正式な保管文書になっておらず、幹部職員が所持していたため、公文書でないとして審査対象外にしていた。

 市場の移転協議の公文書の全面開示の答申をしていた石巻市情報公開・個人情報保護審査会(手塚宣夫会長)は十六日、緊急会議を開催。市が審査・開示対象にあらためて加えた三文書を「公文書」と明確に位置付け、公開することを確認した。
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM