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■守ろう”緑の真珠” 2007.07.26
気仙沼・大前見島クロマツ復元計画
草刈り、苗木の手入れ/
 気仙沼市大島の無人島・大前見島で二十五日、「マツの復元計画」と銘打った大掛かりな草刈り作業が行われた。夏本番を思わせる強い日差しの中、島民をはじめ県、市、森林組合の関係者ら約五十人が参加。今年三月八日に植栽したクロマツ四百本の周辺に生えている草刈りに励んだ。

 草刈り作業はクロマツの生育を助けるのが狙い。気仙沼市大島地区振興協議会(水上忠夫会長)が実施主体となった。参加者は長崎漁港から小型漁船、小船などを乗り継いで大前見島に到着。開会式では水上会長が「”緑の真珠”を守ることは島民の責務でもある。けがのないように進めてほしい」とあいさつした。

 参加者は四十五度以上と思われる急斜面をロープを使って登り、現場の丘陵地へ。南北の二班に分かれ、カマや草刈り機で伸び放題の草を刈り取った。

 振興協議会や大島海友会(菊池文定会長)などに名を連ねる中高年が多くを占めたが、「海の男」ならでは奮闘ぶりで、若い世代の県、市職員らをうならせていた。

 水上会長は「三月にクロマツの苗木を植えたが、順調に育つには手入れが大事。緑の島の復元を図るためにも今後も島民と力を合わせて続けていきたい」と話していた。

 大島南部の東側に位置する大前見島は、外洋クルーズのコースにも組み込まれるなど観光スポットの一つとして知られるが、松くい虫被害先端地域として県が国からの事業委託を受け、二〇〇五年度からヘリコプターなどを使用して二百本近い伐採が行われている。

 このため、多くの松が姿を消し、美しい景観が損なわれたとして、大島地区七団体が昨年八月、市を通して松の苗木の植栽を要望。今年三月に協議会が中心になり、クロマツの苗木四百本を植栽した。
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